先の3月19日(金)、『明鏡止水~武のKAMIWAZA~』総集編がオンエアされていたを見ましたが面白いですね(神技をKAMIWAZAと書くのは如何なものかですが)。
↓ で、こちらが過去に書いたブログ記事です ↓
明鏡止水〜護道の廣木師範がBSプレミアム出演、
実に素晴らしく、また面白かったです!
明鏡止水の「護道」を見て思ったこと〜
なぜ本来は人を殺す技術だった武道が、人を活かす道になり得たのか?
今頃になってようやく見た「明鏡止水」の後半〜
「護道」をはじめ、究極の最強は“逃げる”ことに見出したり!
以前見たものは、廣木師範の出番を中心に見ていましたが、今回は一度見ていることもあって、全体を見渡せる感じで良かったです。
感心したのが、どの宗家の師範たちも、肩の力が抜けていて驚くほど自然体なことです。護道は相手を制することを目的としない武道なので、それも当然ですが、みな文字通り、神技の持ち主であるのに、至極自然体なのですね。
世間の人は、武道を極めた人だから当たり前と思いそうですが、柔道、空手、ボクシング、あらゆる格闘技で「強いけど残念な人」は少なくありません。
武道なので、強くないと意味がないことはたしかですが、心技体とはよくぞ言ったもの。格闘技の頂点に立った人でも、オラついていたり、威張っていたりする人は、かなりの数でいるようです(私の知り合いにはおりません。あくまで人から聞いた話です)。
面白く感じたのが、合気道の宗家白川竜次師範です。
見た目、まったく強くなさそうなのに、いざ動きを見せるとすごい!
合気道は格闘技の世界では「強くない」と揶揄されることもある武道ですが、この方を見てると、「いやいや、それは知らないヤツが言うセリフやろ〜」と思ってしまいます。
白川師範は大学時代に私が師事していた、天武無闘流柔術(現・相生道)の宗家、故・佐々木武久師範に雰囲気の似た方で、本物とはこういう人(みんな本物だけど)を言うんだなと思った次第です。
二つ目に面白く感じたのが、「闘うことを目的としない」護道の宗家、廣木師範が、一番ケンカ…いわゆるストリートファイトの経験がありそうな感じがしたことです。
いや、これはあくまで私見ですよ。
だって、師事したところが、極真系ケンカ空手で有名な芦原英幸師範の芦原会館だったりとか、画像見てると、そうとしか思えないところが…。
廣木師範、違っていたらごめんなさい♪
三つ目に面白いことが、廣木師範はケンカの巻き込まれ率が高い。
しかも刃物を持った凶人相手に3回も!
番組でも言ってましたが、本当は関わらないのが一番なのですが、このケースの内情をFacebookなどで見れば、どれも師範がいなかったら大変なことになっていた事ばかりです。これは天が差し向けたと言って良いかもしれません。
まるで、殺人現場に居合わせる名探偵エルキュール・ポワロといったところでしょうか(笑)。
そういう武闘の現場を知る人だからこそ、畳水練にならない真の意味で「闘うことを目的としない」護道を編み出せたのだとおもいます。