尾崎医師…誰かに似てると思ったら、手塚治虫先生の「陽だまりの樹」に出てくる幕府お抱えの漢方医でした。

▲人のいない祇園。趣はあるけど、これじゃいかん!

「勝負の3週間」「真剣勝負の3週間」

いい加減、国民はうんざりしていますね。
張本人の一人、東京都医師会の尾崎治夫会長に殺害予告があったとか。

脅迫は違法行為なので感心しませんが、気持ちはわからないでもありません。同じ気持ちの人は、特に都内の飲食店や観光業の方の中には大勢いるんでしょうね。

花風社さんが2021年に予定している新著では、凡医マンガを依頼されているのですが、どのあたりを使うか、とにかくコレクションに事欠かない昨今です。中でも、この人は凡医モデル不動の地位というところでしょうか(真顔)。

尾崎会長…誰かに似てるなと思っていたのですが、そうそう。
思い出しました。

手塚治虫先生、晩年の傑作「陽だまりの樹」に出てくる、幕府お抱えの漢方医です。

「陽だまりの樹」は幕末の時代、西洋医学が入って来た時の物語です。
この中で何としても蘭方医(西洋医学)を入れてなるかと、種痘事業を妨害する多紀誠斉という漢方医が出てきます。

さすが阪大医学部出身の手塚先生。
別に漢方を否定していたわけではないでしょうが、既得権益にしがみつく姿は、まさにまさに!

多紀誠斉は最後に、当時流行していたコレラに羅漢してしまいますが、頑として蘭方医を受けず。漢方以外を受け付けようとせず、死んでしまうのですが、さて尾崎医師はどうでしょうね(笑)。

国民、都民に「真剣勝負」を強いて、自分は8連休をとるような人間の言うことを、誰が聞くかというところですが、みなさまはどうお考えでしょう。

この祇園の写真を見ながら、漢方医・多紀誠斉の姿をあらためて重ねてみました。

 

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