小学校の「あだな禁止」→「さん付け」で呼ばせるのは思考停止な対処法であり、一種のファシズムです。

語るのもバカバカしい話ですが、これは一種のファシズムだと思ったので書くことにしました。

もちろん、子供によっては言われるとイヤなあだ名があることは確かです。

私も9歳くらいの時に、小暮を“こぐま”と呼ぶ友達がいて、それがイヤで仕方なかったので先生に言いつけたことがありました(笑)。
そしたら、担任だったフミヤ先生は、授業の中で「人が嫌がるあだ名を使ってはいけません」と注意してくれて、それからそのあだ名で呼ばれることはなくなりました。

今の子が、言うこと聞いてくれるかは知りませんが、あだ名がいじめに繋がるから、全面禁止とはあまりに仕事がザツすぎます。

教師たちよ、君たちに思考力があるのか?

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たとえば稲を育てるのに農薬が体に悪いと言って、全部やめてしまったら虫がついて仕方ありません。そのために必要な手間をかけて、はじめて有機農法のお米はできるわけです。

あだ名全面禁止は、いわば農薬全面禁止に近いものです。
手間をかけずに禁止だけすれば、それで事が上手く行くというものではありません。

また「あだ名禁止」をした後に、全員「さん付け」で呼ばせるとは、これまたザツで思考停止な対処法です。そして、なんという全体主義なんでしょう。これって、教師やマスコミが大好きな「表現の自由」を阻害するものではないでしょうか(半分真顔)。

ミュージシャンのスティングみたいに、ニックネームがそのまま芸名になった人もいるのにねえ。あ、あだ名はダメだけど、愛称とかニックネームならいいのか(笑)?

20年ほど前だったか…足の遅い子が傷つくからと、徒競走を全員並ばせてゴールさせるなんてことがありました。それじゃ、足が速い以外に取り柄がない子の立場はどうなるんだって。

これもひとえに、現在の教育界に左派が多いというのが原因なんでしょう。

結果の平等を求めるあまり、すべてにおいて思考停止になり、何に対しても同じ対処法になる。

教育で一番重要なことは、子供たちにより良い未来と財産を与えてあげることです。

生きる上の知恵を授かることが、「教育こそが最大の財産」と呼ばれる所以ですが、その手段が目的になっては、何のための教育かわかりません。

写真は「アチャールくんカレンダー2021」の一部。
そろそろ発売ですので、みなさんお楽しみに!

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