素晴らしかったロンドン・ナショナル・ギャラリー展(其の一)〜入場料は高めですが、余裕持って見られるのはよかったです。

昨日の記事でも触れましたが、連休3日目に前から予約していたロンドン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきました。

EUから離脱したイギリス…外貨が必要だったのか、門外不出の品々を惜しげも無く出しているのが素晴らしい。

コロナの影響で中止になったイベントや展覧会が数多くあった中で、会期延長でたっぷり見ることができるのも、また良しです。
多くの展覧会がそうであるように、日時指定の完全予約制。
入場料1,500円→1,700円と高めですが、こういう大きな展覧会にも関わらず、待ち時間がほとんどなく、人にガシガシぶつかってくる高齢のお客様に遭遇しないのも嬉しいですね。

コロナが去った後でも、この方式はぜひキープしてほしいと思った次第です。

さて、肝心の展示はさらに素晴らしい!

展示の冒頭はパウロ・ウッチェロ。 サン・ロマーノの戦い三部作で知られる、ルネッサンス謎の画家ですが、日本ではあまり馴染みのないながら、ルーヴルやウフィッツィに名を連ねる人です。

ティツィアーノやティントレット、ヴェロネーゼなど、ベネチア派の画家が多く展示されていましたが、ドイツ人だけでなく、イギリス人のイタリア好きも相当なもの。

ベネチアの絵で知られる18世紀初頭の画家カナレットの名作も多く見られましたが、この時代はイギリス上流階級が、若い頃にイタリア留学するのが流行っていたようで、中でもベネチアとローマは人気だったようです。

海上交易が盛んになった時代ですので、カナレット自身イギリスに居を移し、ロンドンの風景などを残しているのも興味深いところ。

そういえば、私…ロンドン・ナショナル・ギャラリーは大英博物館の流れを組むのかと勝手に思い込んでいたのですが、そうでなかったことに、ちょっとびっくり。

18世紀に保険業で成功したアンガースタインさんが、自分のコレクションを公開したことにはじまるようで、肖像画家トーマス・ローレンスが描いたこの人の肖像も展示されているので、お見逃しなきよう(wikiより)。

いかにもお金を持ってそうで、お金に使われず、お金を使った立派なお顔をされていますね〜。

さて、続きはまた後日。お楽しみに!

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