絶好調とは言えませんが、原稿は順調〜楽しく過ごせと言われても難しいでしょうが、この機に美しいものに触れてみては如何でしょう。

世の中、何やらえらいことになっていますが、余計なワイドショーやニュースを見ないで仕事をしていると、それなりに原稿の進行は捗るようです。

個人的には、むしろ今の時期でないと描けないものを描こうと思ってます。
そのためには十分な体力と気力が必要ですね。

20年前、初めてKKベストセラーズから「インドの教え/アチャールくんの路上日記」を出した時は、様々な事情があって200数ページの原稿を3ヶ月で出さないといけない事態でした。
そういえば、今頃の時期が佳境で、気がついたら藤の花が咲いていたのを覚えています。

今回は既出の原稿に手を加えますが、新原稿がさほど多いわけではないので、あの時に比べると切羽詰まった感はありません。むしろ、下書きが出来ていたとはいえ、3ヶ月の突貫工事は、自分では特に後半部分に不備があると考えているので、なるべく良い形にしたいと考えています。

今や、コロナ感染より経済と人間の方がコワい状態になってきましたが、人心が荒れるこんな時こそ、美しいものに触れたいものです。

私は作業中の音楽に留意しているのですが、不思議とモーツアルトやハイドンの軽い曲より、大曲をCDでかけています(イマドキCDなんです)。ここ数日は、ベートーベンの第九や後期のクアルテット、バッハのロ短調ミサ、ブルックナーの第八など、普段は奥にしまってあるものを聴きました。

そういえば、イタリアはミラノの校長先生が、発信したメッセージが話題になってますね。

ペスト時代の教訓から学べ 休校のミラノで校長のメッセージが話題に

この中で言われているペストを描いた小説が、マンゾーニの「いいなずけ」なのですが、かのジュセッペ・ヴェルディは友人だったマンゾーニの死にふれて作曲したのが、あのレクイエムです。

私にとっては、最も影響を受けたロシアの映画作家タルコフスキーが「ノスタルジア」に使われていた音楽として、思い入れがあるのですが、これも滅多に聞きません。

今日あたり、この美しいミサ曲を通して聴いてみようなかな。

▼こちら大幅に遅れたアチャールくん卓上カレンダーですが、今週末にリリース予定です。家を明るくするデザインを考えました。お楽しみに!

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