柴田悦子画廊で開催中の「織田梓展」に行ってきました〜銀座の画廊は元気です!

昨日は天気も良かったので、銀座一丁目の柴田悦子画廊で開催中の織田梓展に行ってきました。いやはや、こんなご時世に当たって大変と思いきや、入れ替わり立ち替わり、大勢の人がやってきてかなりな盛況なのが嬉しかったですね。

SNS情報では、ほかの画廊も注意しながらやってるようで、美術館が軒並み閉館している今日、銀座の画廊は元気なところが多いようです。
美術館ほど人は多くないので、その点もよろしいかと思います。

織田梓画伯は大学院時代の同級生で、専攻は日本画です。
修了後、しばらくしてから地元長野県の諏訪で画業に勤しんでいましたが、数年前に横浜に居を構えるようになったようです。

顔を合わせて、「何年ぶりだっけ?」と思い出したところ、どうやら30年ぶりくらいの再会だったようで、そんな会ってなかったっけという感じでした。

絵のスタイルはそれなりに変化していましたが、ふわりとした彼女独自の育ちの良さが出ている色調や筆致は相変わらずです♪

▼案内状に使われたこの絵は、今のご時世の中、ほっとする一枚ですね。

私自身のことになりますが、嬉しかったのは、織田画伯が柴田悦子画廊からすぐそばのヤマガタ・サンダンデロで食事した時、見たような絵が一面に飾られている……。
(自分の絵でスミマセン!)

「もしや……」と思って彼女が店の人に聞いたところ、もちろん私の作品で、さらに「去年、ここで披露宴をいたしましたよ」と言うので二度びっくりしたそうです。

それにしても織田画伯。
おすもうエンジェルも飛んでおらず、変な物体がひとつもない普通の風景を見て、私が描いたとわかったのはさすがです。
(現在、ヤマガタ・サンダンデロの山形山水図は、地元鶴岡に里帰りして、来年以降オープン予定のアル・ケッチァーノのオーベルジュに飾られる予定です)。

わかる人にはわかるんだと嬉しくなった次第です。人の展覧会を紹介しておいて私ごとで恐縮ですが(笑)。

それにしても、お互いに長い画業の中、変わるところと変わらぬところがあるものですが、そんな空間にいられたことに幸福感を覚えました。

ちなみに銀座の街中は、もちろんいつもより人数はぐっと減るものの、この機にショッピングを楽しんでいる人も大勢おりました。

多くの美術館が閉まる中、銀座の画廊に足を運んではいかがでしょう。

織田梓展は8日日曜まで、柴田悦子画廊で開催中です。

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