十条・梅の木のイベント(つづき) 芥川龍之介の朗読イベントで思った「蜘蛛の糸」について。

▲すみません、9月に行った自分のイベントの写真です。

▼実際のイベントはこちら。

山口和男写真展「荒川線」は11月27日までとなっていますが、3週間延長されることになり、12月18日(水)までの開催ですので、未見の方はぜひ足をお運びください。

さて、前回までのあらすじ。

十条・梅の木のイベントで、蒼政涼子&河中豪紀 デュオコンサート &
五戸美樹(敬称略)による芥川龍之介の朗読イベントを楽しんできました!

昔読んだ小松左京のエッセイに、「芥川龍之介はオチョボ口をして、何を説教くさいことを」みたいなことを書いていた記憶があるのですが、うちの父もそうだったようで、戦中派に芥川文学はすこぶる評判が悪いようです。

前のブログ記事でも書いたように、ツッコミどころ満載なのですが、まず極楽にいるお釈迦さまのお気楽で優雅な、まさにセレブさながらの生活ぶりですね。

暇つぶしに地獄をのぞいたら、カンダダがいる。
カンダダは人殺しはもちろん、この世のあらゆる悪事を働いた人間で、それが地を這う蜘蛛を踏みつぶさなかっただけで、極楽に行ける道を開いてくれるなんて……そんな気まぐれを果たしてお釈迦さまがするかどうか。

極楽に上がれる糸があったら、カンダダでなくたって誰でも上がってきます。

それを振り払ったからって、もう一度地獄に真っ逆さまなんて(笑)。人をすぐに取り立てる人間は、すぐに人を切り捨てるなんて言いますが、お釈迦さまもひどいじゃないですか♪

でも、カンダダと一緒に地獄の亡者どもが極楽に上がってきたら、いったい極楽はどんな世界になるんだろう。今度、「蜘蛛の糸スピンアウト編」なんてマンガにしてみたいな。

亡者と一緒にしてはいけませんが、今のヨーロッパで起こっている移民問題は、まさに「蜘蛛の糸スピンアウト編」かもしれませんね。
ローマ教皇もわかっておっしゃっているのかなあ。

▼アチャールくんカレンダー、明日より本格的に購入方法を告知いたします。
まだお手に届かないみなさま。今しばらくお待ちくださいませ!

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