9月20日(金)山内昌也・琉球古典音楽 歌三線 in 小暮満寿雄展は大好評のうちに終了しました!

昨日の十条梅の木のおけるアートイベントは歌三線のソロコンサートでした。

沖縄から歌三線の第一人者、山内昌也先生にお越し頂き演奏していただくという、滅多に遭遇できない企画でしたが、ラグビーワールドカップ日本戦初日にも拘らず、かけつけて頂いたお客様方にも満足してもらえる内容になりました。

なにしろ先生の解説を交えての琉球宮廷音楽のコンサートですから、かけつけてくれたお弟子さんたちも初めて間近に聞くものだったようです。

終わったあとは、沖縄の海と空を感じながらひたすら余韻にひたることが出来ました♪

以下、山内先生の解説の抜粋です。

三線は今やポップス、ロックコンサートなど、様々な分野で活躍している花形楽器ですが、こちら山内昌也先生の歌三線はまさに沖縄ど真ん中のクラシックミュージック。

その三線音楽もポップス系もすべては琉球の宮廷音楽が出発点になるのですね。

古の先人たちの時代。
最初は歌だけだった琉球音楽は14世紀頃に、明朝より三線のルーツとなる『三弦(サンチェン)』が伝わり、歌の伴奏楽器として重要な位置付けになりました。
それが琉球の宮廷音楽として発展していったのです。

しかし琉球王国が琉球藩へと移り、その藩も廃止となってからは、宮廷音楽師たちは職を失い、門外不出だった宮廷音楽を公のもとに広めることに。

「島唄」も夏川りみも、安室奈美恵ですらも、それらすべてが琉球宮廷音楽の遺伝子を引き継いでいると言って良いかもしれません。

歌は「8・8・8・6」という30文字を使ったもの。

白瀬走川に 流れよる桜 すくて思里に 貫ちやりはけや
(シラシ ハイカワニ ナガリユル サクラ スィクイ アツィミティドゥ サツゥヤ マチュル)

まさしく沖縄の海と空にワープする音楽に堪能する一夜でした。

面白かったのは、アンコールに歌った薩摩が入ってきてからの音楽が、それまでゆったりしていたものが、けっこうイケイケで音程も高くなっていたのがびっくりでした。

さて、本日はいよいよ最後のイベント。

蒼政涼子&河中豪紀 デュオコンサート in 小暮満寿雄 絵画教室

これから準備に行かないといけません。
それでは行ってまいります!


 

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