和風総本舗「浅草編」を見て、親父のことを思い出した件

昨日、テレビ東京の和風総本舗「浅草編」を見るともなしに見ていましたが、いや出て来る人の濃いこと、濃いこと!

見てない方のために申しあげると、浅草一丁目、二丁目、そして三丁目+四丁目の3つのエリア、各々の地域の有名人ベスト3に出演してもらうという趣向です。

その中で一丁目と二丁目は、いわば浅草のメインストリートで、三丁目+四丁目は観音様の裏手に当たる地域ですが、出てるベスト3の有名人のタイプもまったく違いました。

浅草一丁目、二丁目はほぼ大阪、それも新世界とか動物園前といったディープな地域のノリと一緒です。出て来る人も出たがりでキャラの強烈さも、東京というより大阪の下町に近い感じかな。住民同士の距離も近過ぎてプライバシーもなにもなさそうです(笑)。
三丁目+四丁目はもう少し慎ましく、あまり出過ぎた人たちは出てきませんでした。

このうち浅草一丁目、二丁目の有名人ベスト3のうちのお一人が、わたしの知り合いの親戚なのですが、その人は浅草出身にも関わらず、浅草メインストリートの地域が苦手だったそうで、現在は裏手の方にお住まいだとか。

いや、出て来る人を見ながら、そういえば亡き親父が浅草出身でありながら、生まれ育った地域の話を一切したことがなかったのを思い出しました。

戦時中に、屋上のヘリを逆立ちで歩いた体育教師や、「唱歌ババア」と呼ばれていた嫌いな音楽の先生の話は散々聞かされたけど、浅草出身だったことは大人になって聞かされた次第。ましてや、どんなとこだったかという話は親父の口から一度も聞いたことなかったなあ。

一度だけ、一緒に初詣に行ったことありますが、その時もどこが懐かしいとか、ここで何したって話はしませんでした。

そーだ、たぶん親父は浅草の下町がきらいだったんですな。

テレビで見てる分には面白く、みんな面倒見のよい良い人たちなんだけど、父がいちばんきらいだったタイプの人たちです(すみません、私が、その人たちをきらいなワケじゃないので誤解なきよう)。

そもそも親父は面倒見られると「余計なことするな」って人で、昔の学者タイプでした。勉強ばかり出来ておそらくは生意気だったろう父は、きっと下町のおじさんおばさんたちに、可愛がられなかったハズがなかったでしょう(笑)。

ダウンタウンのまっちゃんが「素人にはどうやっても勝てへん」と言ってるそうですが、プロは適度に薄くする術を知ってるので、実際会うと力が抜けている人が多い。
素人は全力で行くので、濃いことこの上ないということでしょうか。

「濃い素人をいじる」、というのは最近のテレビの流れなようですが……でもさすがテレビ東京。面白い番組でした。
観音様の裏手の人たちが本当に良い人なようで、最後はホッといたしました(笑)。

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