グレの歌

昨日は実家に泊まり、父のお守。
夜中にフラフラ起き出したときは7度2分ほどだったが、朝方には6度8分に下がり、ほぼ平熱になる。それにしても寝た気がしない。弟はいつもこういう状態でいるようだが、よく倒れないものと感心する(まあ、倒れることもあるんだが)。
明かりもつけっぱなしで、なかなか寝られないので、父との共著の原稿を話を思い出しながらまとめる。
父は脇で寝ていて、何をするわけでもないが、隣にいるのは何か意味があるのだろう。不思議と筆が進む。まあ、うまく仕上がると良いのだがね~。
夜はシェーンベルグの「グレの歌」を聞く。昔、小学校の音楽室には音楽家の年表があって、「バッハ=音楽の父」「ヘンデル=音楽の母」(髪が長いので、私はヘンデルは女性だと思っていた)「モーツアルト=音楽の神童」なんて書いてあったものだが・・・そこには「シェーンベルグ=グレの歌」と書いてあり、小学校時代のあだ名がグレやグレコだったので、何となく気になっていたものだ。
だが気にはなっていたのは名前だけで、30年以上ものクラシックファンでありながら、まともに聴いたのは一昨日の話。
デンマークの詩人ヤコブセンという人の詩をテキストにしたという、2時間近い大作だが、これがどうして(聞きにくいが)、大変な傑作であることを知る。
グレとはコペンハーゲン近くの城のこと。この城主が、愛した女性を失ったことで神を呪い、自らも死者となってからも亡者となって森を駆け巡るが、やがて自然の力によって浄化されるという話らしい。
その音楽の存在を知りながら、何と40年近く経って、はじめてまともに聴いたわけだが、何だか良い時期に巡り会った気がしないでもない。それにしても世の中、知らないことは多いもの。その後の映画音楽も、この楽曲の影響が大きいそうだが、スターウォーズさながらの響きが、そこかしこに聴こえるのも面白い。

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