庄内ロケハン、実に滞りなく順調に行きましたが、実は私自身は前々日に柔道の稽古で古傷の膝を炒めて、ややびっこ気味にロケ地をまわりました。
ケガした翌日は歩くのもやっとだったのですが、幸い大したケガではなく、痛めて3日めの映画村ではぬかるんだ足元でも歩けるくらいに回復しましたし、一週間後の今はほぼ普通に歩ける感じです。
昨年の今頃も左足の親指をやっちゃいましたが、お恥ずかしい話、どちらのケガも白帯相手に受けて稽古したものです(しかも昨年の骨折は女子相手。いや、女性差別するわけじゃないけど、さんざん柔道仲間からはからかわれました)。
しかし白帯相手の稽古でケガをする経験者は意外に多いもの。
ちょうど、力をつけてきて全力でぶつかってくる相手は要注意です。本気で投げるわけにいかないと力を抜くと、その瞬間ケガをしたりします。
気を抜いてるつもりはなくても、どこか油断してるんでしょうね。
修行が”しゅぎょう”く足らないと反省しきりです・・・なんて、ウフッ♪
その一方で、ケガをする瞬間に多いのが「カッときた」直後です。
足払いなどで「痛っ!」と感じたあとなど、頭にきて無理な力で反撃しようとすると、けっこうケガにつながったりするのですね。
実は数ヶ月ほど前のこと、ケガとは違う話ですが、近しい相手(妻でない身内)にメールのやりとりでつまらないことで怒りを覚え(内容は非公開)た瞬間・・・頭がクラクラするのを感じました。いや、けっこう危険水域のクラクラ(笑)。
年齢のせいでしょうか人間、怒りでクラクラきたらいけません。
よく戦国武将が怒りのあまり憤死したとか、三国志などでも血を吐いて死んだとか書かれてますが、あれは本当にあったんでしょうね。
怒ることすべてがいけないとは思いませんが、あのクラクラした瞬間は単純に、怒りは体に悪いと思いました。家康公の遺訓(実際は水戸光圀公の言葉?)、「堪忍は無事長久のもと、いかりは敵と思え」とは よくぞ言ったもの。
そもそも「怒り」とは、怒これる相手でないと起こらない感情です。その時もメールのやりとりで、感情をつのらせていくうちに、クラっと来ちゃったわけで・・・(苦笑)。怒らなければいけない時に怒れない人間は単なる腰抜けですが、そうでない怒りは30秒立ち止まって納めた方が良い。