↑ ご馳走になったお礼に描いた、ご自分の顔を見て満更でもなさそうなシャウ先生、 描いた甲斐がありました♪
↓ 一筆肖像画はこちら。
しばらくぶりのブログ更新です。
台湾初日は知り合いの方を尋ねて直接、桃園空港から北埔(ほくふ)に向かいました。北埔は客家(はっか)の町ですが、御年95歳になるシャウ先生は、鹿児島で獣医の資格を取られたのち、日本人として先の大戦に参戦されました。
乗っていた船が沈没し、太平洋を漂流したあと無事生還したものの、戦後に北埔へ戻ったあとは共産党員の疑いをかけられ投獄された方です。
疑獄から解放された後は北埔の村長として活躍するなど、波乱の生涯を遂げられて今に至ります。
95歳にして握手をすると、なかなかの握力。
只者でない感満載です!
そんなシャウ先生がご馳走してくれたのが、台北市内でも食べられない本格客家料理。
先ず出てきたのは・・・
ペッパーダック。客家ダックとも言いましょうか。
アヒルをタップリの胡椒で丸ごと蒸した料理。
これをシャウ先生が捌いてくれました♪
いきなりのメインディッシュに驚いていると・・・
豚の小腸の蒸し物。
唐辛子のソースとオレンジソースでいただくのですが、中身が入ったままで蒸すと効いてびっくり!
トウモロコシだけを食べさせた豚で、絞めてから一度も冷蔵庫に入れてないという新鮮なモツでないと出来ない料理で、臭みはまったくありません。
でも、中身が詰まってるって聞いてたら食べられなかったかな。
何と豚の顔の肉だそうで、いわば”やきとり” (焼き鳥は鶏肉、ひらがなのやきとりは豚肉など鶏以外)のタン・ハツ・カシラで言う、カシラですね。
コリコリして、これも美味♪
川魚が入った味噌汁は、ひと味違う味噌汁ですが、これはこれでgoo♪
シメは皮まで旨い放し飼いチキンでキチンとキメました♪
何でも客家料理で、このくらいは日常の食事なんだそうで、ご馳走となるとそれこそ満漢全席のように何日にもわたって、山海の珍味が出てくるんだそうです。
痛風持ちの私はきっと死んでしまいますな。