話題の「シン・ゴジラ」、ようやく見てきました。
ゴジラ史上、最強のゴジラ。
見事な特撮。
ちょっと退屈なシナリオ。
それが私の正直な感想かな。半分面白く興奮し、半分は退屈しました。
私はエヴァンゲリオンが苦手なので、ある程度予想はしてましたが、庵野監督…ビジュアルが抜群なのですが、話がイマイチ面白くない(当社比)。
庵野監督のストーリーが好きだというファンは多いのですが、リクツが多すぎて、やや閉口するというのが個人的好みの話です。
新旧の「日本沈没」にも共通する、災害映画としてのテンポの悪さをややも感じました。
とはいえ、ゴジラ史上最強ともいえるゴジラの表現は素晴らしく、そこは一見の価値あり。ゴジラ作品の本質でもある災害映画、そして荒ぶる神としてのゴジラの存在をキチンと押さえているところはさすが。
先人への尊敬を込めて、旧ゴジラ伊福部彰の音楽をモノラル原版で使っているセンスも見事です。
あらためて、この伊福部彰という作曲家は大変な巨匠ですね。
民族的な節を感じさせるところは、ベン・ハーの作曲で知られるミクローシュ・ローザと共通のものを感じます。
伊福部彰のスコアは見るとびっくりするくらいシンプルだそうですが、エンドタイトルを見ながら、なんかわかるような気がしました。
ハリウッドゴジラにあるノリの良さはありませんが、 ともかくも本家日本映画でないと出来ない作品です。
ゴジラの王道、やっぱり強くないとゴジラじゃありませんよね♪