昨日の若冲の記事がけっこうなアクセスなので、本日は若冲つながりで、若い頃影響を受けた作品をUPいたしましょう。
27歳の時、銀座のなびす画廊で初めての個展をやった時の作品で、「江戸桜花吹雪図屏風」と大仰な名前をつけてますね(苦笑)。
人体のデッサンは狂ってるし(今でもちゃんと描けませんが)、江戸って名前をつけているのに、衣装はめちゃめちゃですし・・・デカいだけが取り柄の作品ですが、ご笑覧くださいませ。
え?
上の絵のどこが若冲だって、ですって?
ああ。真ん中一番手前で踊っている人の袴にサボテンが描いてあるでしょう。
あれは若冲の「仙人掌群鶏図屏風」のウチワサボテンを見て思いついたのです。
どんな絵だってアナタ。
いくらなんでも違い過ぎて恥ずかしいので、知りたい方は検索してくださいまし。
↓ こちらが全体図で横7mほどあり、大変大きなもの。
教員時代に仕事の合間に描いた作品ですが、来てくれた生徒たちも良い年になったかな。自分も年くうわけですわ(笑)。
この頃の絵は、総じて人物の顔の表情が乏しいです。真面目に描き込めば描き込むほど、表情がなくなっていったのですね。
一筆で描いた方が表情が出ることに気づいたのは、この翌年、教員を辞めてインドに行った時描いた絵日記からでした。