浜松〜依頼の絵、納品完了!

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都知事選は田母神候補は及ばず、思った通りの展開になってしまいましたが、本日は別の話題。

先週は金曜の夜、浜松に絵の納品に行きました。

本当は2時にクライアントの車が拙宅に到着して運ぶ予定だったのですが、愉快犯に中野でタイヤを串刺しにされたため、夜の8時近くになって東京赤坂を出発しました。

本当に愉快犯・・・こういうことをやる人間は許せません。そんなわけで浜松の新居に到着したのは夜の11時半。ともかくも事故がなくて良かった。

さて、絵を注文する際に依頼主がつけた注文は3つだけ。

1つは大きさは50号(116cm×91cm)で、タテに描いてほしいこと。
2つは亡き妻を偲ばせるものをどこかに入れてほしいこと。
3つは完成するまで絵は見せないこと。どんな絵かも言わないこと。

簡単に言うと、展示する場所に合わせたサイズ以外は、ほぼ勝手に描いて良いという条件なのですが、実は「自由にやって」というのは、一番大変なんですよね〜。だもんで、絵は浜松に到着するまでは額装した箱の中にあって、ずっとシークレット。

もちろん自信を持って描いてはいますが、絵の好き好き、善し悪しを決めるのは私ではありません。

ドキドキしながら絵の箱を開けてお見せしたところ、はたしてクライアントさんは感激して涙を流してくれました(ほっ)。

いや、良かった。まさに絵描き冥利につきることです。

絵にはクライアントの亡き妻をしのぶ意味もありますが、それはあえて説明しませんでした。ご本人はゆっくり楽しんで”謎とき”をしたいとのことです。

依頼主はネットを見ない方なので、ここで少しだけ種明かしをいたしましょう。
Facebookにこの絵をUPしたら正鵠を射る書き込みがありましたので、ここに転用させていただきます(青字はコメント、赤字はレスです)。

もうすぐすると、東京宝塚劇場で「眠らない男ナポレオン」というのがかかるのですが、それにもジョゼフィーヌとナポレオンのこのシーンがあるみたいです。私は、この絵を拝見してそれを想起したのですが、ご依頼の方にはそういうストーリーがあったのですね。

素晴らしい洞察です。奥さまは無類の宝塚ファンでした。宝塚歌劇団の「眠らない男ナポレオン」はルーヴル美術館の中で、フランス人に最も人気のある、ナポレオンの戴冠式を描いたダヴィッドの絵をもとにしています。この絵は宝塚とダヴィッドの原画、その両方のオマージュなのです。

なんせ額を入れると15kgもある絵なもので、その日は近くの店で食事とビール。

翌日、2時間くらいかけて、ゆっくり絵を展示しました。

重いのでワイヤーは2本。
この絵を描いたのは誰だ!?  ワイや〜!・・・なんて、ウフッ♪

TVをつければ東京は大雪なのに、浜松はしとしと雨が降るだけ。
静岡県って本当に温暖なんですね〜。

翌日は木下音感協会主催の「第36回東京合同音楽祭」の取材があって、どうしても行かねばならないのですが、新幹線は一時止まってしまったようで、その日はお願いしてもう1泊することにしました。

翌日は予報通り、関東地方の雪は止み、新幹線は5分遅れ程度で9:30には東京駅到着。
木下音感協会の東京合同音楽祭には余裕を持って行くことができました。

こちらはご一緒したあ@花さんのブログに素晴らしい記事が書かれていますので、ぜひご一読ください。とても私はここまで書けませんが、明日、別の観点から合同音楽祭についてUPする予定です。

↓ こちらは東京大雪の日にいただいた、浜松で一番旨いと地元の人がいう加和奈のウナギ。関西風の蒸さずにこんがり焼いた食感がたまりません

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