「占い」と「占星術」

円周軌道上のホムンクルス
一昨日書いた「首都直下地震の文科省発表」の記事について、
わらべさんからこんなコメントが届きました。「首都直下、震度7の可能性」の発表は、まー仕方ないのでしょうけど、
心理学経済的にこの不況下、さらに経済を悪化させてると感じます。
街がひっそりしているのも、こうゆう影響の大きさは無視できないと思います。
もっと世の中明るくなるようなニュースが望まれますね。
このブログの読者には公務員の方もいますでしょうから、真偽を伺いたいところですが、
聞いた話によれば、役人の人というのは世の中が不景気な方を好むと言います。公務員になった人というのは不景気でも安定していられるために、
役人の道を選んだ人が多いからのはあるでしょう。
(ほんとは国のために働く志から公務員になるべきなんですが。
もちろん、そういう人もいますけど)。バブルの頃などは、公務員にずいぶん不満があったと言います。

文科省が発表したのは、まさかわざと景気を減退させるためじゃないでしょうが、
どこかに「景気などわるくても関係ない」という気持ちがあったのかもしれませんね。

首都直下地震とは話は変わりますが、風評被害といえば、
占星術師nicoさんのブログによれば、占い師が受難を受けていると言ってます。

メディアによる風評被害によく遭うのは食品業界が多いのですが、
かつて一連のオウム事件の時に、ヨガ関係の方が余波を受けましたように、
今回は占い師の人たちが厳しい状況に立っているようです。

これは、かつての細木数子先生みたいな方が(まあ引退しちゃったけど)、
メディアを使って人々を惑わしていた、いわば自業自得みたいなところもありますが、
まともな人たちが風評被害に遭っているというのも気の毒な話です。

(細木先生は 四柱推命ですから天文を見ますね。
ご本人が本物か偽物はわかりませんが、メディアに出てた限りではそう見えました。
それがいやで引退されたとか?)

これはnicoさんの受け売りですが、「占い」と「占星術」は違います。

英語で占いは”fortune-telling”で、占星術は”astrology ”。
占いが”未来を教える”ことなら、占星術は”天文を見る”ことであり、
おのずからその目的が違います。

世の人の多くは「占い師」と「占星術師」を混同していて、
その多くが、どちらも未来を当てる「占い」という、
当たるも八卦、当たらぬも八卦の世界だと思っているようです。

乱暴な言い方ですが、
わたしは未来が占いによって、簡単に「当たるわけはない」と思っています。
ただ、ではそれがデタラメかというと、そうではないとも考えています。

わたくしは「占い」についていえば、わりと最近まで懐疑的でした。

また「占い」というか「占星術」というのは、過去を当てることができるので、
こちらは長年、占い師が相手が言うことを聞きながら
「当てたふり」をするテクニックだと思っていました。

ところが実際には「当てたふり」が不可能な状況で、
相手の状況を知る技術があることも、最近理解しました。

どうやら占星術というのは宇宙全体の運行座標から、
個人(あるいは集団や国)の座標を見い出すもので、わりと最近までは、
あのニュートンも熱心に研究していたというサイエンスの一分野だったようです。

わたしたちの住む惑星というのは、
超新星爆発による宇宙の塵が、再構成されて出来上がったものだと言います。

当然、人体もその宇宙の塵によって作られた一部なので、
天体の運行と無関係ではないと考えられます。
(ただ、その相関関係は現代科学による立証は不可能です)。

人間というのは、生まれながらにして持っているものがあり、
そこには変えることのできないものと、変えることができるものがあると思います。

勝手ながらに思うのですが、占星術とは人間の
「変えられないもの」は何かを見い出し、
「変えられるもの」を探す出す、サイエンスの一種・・・かな?

誕生日や生まれた場所というのは、一番変えられないものですから、
それを人の運命と無関係だというのも、かえって強引でありましょう。

ただ、gooのトップページにある「射手座の総合運 11位」とかっていうのは止めてほしいですね。

画像は拙作「円周軌道上のホムンクルス」。
ホムンクルスはマンガで有名になりましたが、
そのもとはゲーテの「ファウスト」に出てくる人工生命です。

なんでホムンクルスがおすもうなんだって?
わたしの絵に出てくるおすもうは、リアル力士ではなく、
クオークや原子核などのシンボルだからなんであります♪

関係ないけど、明日から春場所がはじまりますね~♪

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