山形山水図屏風、show upです!


昨日は完成した「山形山水図屏風」を奥田シェフにはじめてお見せする日でした。

というか、すでにヤマガタ・サンダンデロには絵が飾られていますから、見せるも何もないのですが、
絵が飾られてから、シェフははじめて上京。
実質、完成した絵をお見せするのははじめてになりました。

昨年の12月、山形六双図として見せた時も満足してましたから、
手前味噌で言ってはいけませんが、
はたしてシェフも完成した絵の出来には喜んでいただいたようです。

もともとはレストランの正面部分に飾る予定だったのですが、
途中から絵巻風パノラマ風の作品にしようと言ったのは、シェフの意向でした。

それに加え、正面部分山形のモノクロ写真は、
オーナーの一角として名を連ねてる県のご指定で飾られています。
簡単にとりはずしできないはずなのに、奥田シェフはおかまいなしで、
マネージャーの方から”待った”が入り、
はじめて天井近くの梁部分に絵が飾られることになりました。

また、スケッチをはじめた当初は”庄内の風景だけ”を描く予定でしたが、
山形には最上、庄内、置賜、村山という4つの地方があるので、
それを網羅しないといけないでしょう(あくまで推測ですが)、ということも言われました。
(山形の本店なら問題ないのですが)。

大人の事情ではありますが、描くモチーフが増えるのはきらいではありません。

ヤマガタ・サンダンデロの皿数が15皿にも増えてしまうように、
絵の数も描く地方の数のように増えていったというわけです。

写真は朝日岳周辺をイメージして描いたもの。
左端に段差がありますが、これは建築上の段差で、実際に見るときれいにつながっています。

手前の菜園風に見える小さな人たちは、ヤマガタ・サンダンデロで働くスタッフのみなさん。
厨房のスタッフから「僕らのことも描いてください」と言われ、
特にシェフの了承を得ないで描いてしまいましたが、シェフはたいそうなお喜びでした。
誰が誰なのか、知ってる人が見ればわかるようになっています。

絵はお客さんのためでもありますが、スタッフたちが、
「東京にいても山形にいる感じになってほしい」というシェフの意向でもあります。

ひとつ自慢をさせていただきましょう!
北海道に出張に行ったあ@花さんが、飛行機の外を見て私の絵とそっくりな光景が広がっているな、
と思ったら「山形上空です」というアナウンスが入ってびっくりしたそうです。

エヘン、エヘン、エイエイ♪

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