先日、柔道で相手にケガさせたことを注意したら、
それで辞めてしまった30代男性の話を拙ブログでとりあげましたが、
この手の話は巷で珍しいことではないようです。
この記事を読んで、木下式音楽教育の麻奈先生がブログで関連した別の話も取り上げてくれました。
卒業生がバイト先の尊敬してる人に注意されたら、辞めると言いだした話であります。
どちらもタイトル通り「逃げるが勝ちなのか?」という話なのですが、結果的には大きな違いがあります。
それは柔道の綾小路くんは、完全に辞めて縁を切ってしまったこと。
バイトの大学生は、「辞めたらアカンだろう」と言われて踏みとどまったことです。
この違いは1と0、あるいは100と0のような話で、
縁が続くか、切れてしまうかという話であります。
両者を分けた理由というのが、個人的には「プライド」の問題ではないかと思います。
男性というのはプライドの塊みたいな生き物で、
仕事でも人間関係でも、それで苦労することが少なくありません。
言い方は良くないですが、程度の違いこそあれ、
どんなブ男でも「オレはイケてる」と思うのが男ですし、
どんな能なしでも「オレはデキる」と思うのが男というものであります。
女性からにっこり微笑まれると、
スマイル0円なのに「コイツはオレにホレてる」と勘違いするのが殿方なのであります。
(女性はウソだと言いますが、ホントです。
でも、近くの男性に聞いてもムダですよ。どうせ”オレは違う”と言われるのがオチですから)。
そうでないと、原始時代に部族は守れなかったわけですから、本能として仕方ないのですが、
この本能が年齢と共に高くなる傾向があるのが仕方ないところですね。
ただ、人間とはどこかで挫折しますから、
その段階で(特に結婚を機会に)妙なプライドを捨て去る男性も少なくありません。
綾小路くんのような、30代半ばの年齢というのはいちばんプライドの旺盛な時と言えますが、
まだバイトの大学生だと、それが形成されてない年齢であります。
女性にその傾向がないとは言いませんが、プライドの問題がこじれるとややこしいのは、
圧倒的に男性の方で、今回の綾小路くんのことは、それで地雷に触れてしまったともいえます。
三国志の諸葛亮孔明が、周瑜の死に際して言う言葉にこんなセリフがあります。
「周瑜の才能は私に劣らなかった。
彼が私に勝てなかったのは、その高すぎた自尊心ゆえである」
これは、メンツを何より重んじる中国人のセリフとしては、意外な言葉ですね。
しかし一方で、同じ中国で項羽と劉邦の時代、
無頼漢にからまれた韓信が股をくぐれと言われて、言われるままにくぐってしまう、
いわゆる「韓信の股くぐり」の故事があります。
大事を成すためには、その時のつまらぬプライドを捨てよという話ですが、、
意外に中国人は、本当のプライドというものが何であるか、よくわかっているのかもしれません。
(そうは言いつつ、なかなかできないことではあるのですが)。
写真は誇り高き、なまけ蛙くんマイルス。
意外かもしれませんが、この3兄弟こそ、真の男のプライドの持ち主かもしれません。
んなわけないか(笑)。
Unknown
確かに、男性のプライドは絶対に傷つけてはいけないと、子供の頃、母に教えられたように思います。
が、最近の教育は、男女平等の成果があって、年々、男より、女のほうが強くなってまいりました。小学生でも、足蹴りしているのが女の子で、されているのが男の子です。電車の中でも、バッグを持って後からついていくのが、男子だったりと情けない話ばかりです。
変なプライドをふりかざす女性は、男性以上に増えているように思います。
結局、男女問わず、注意されたときに、頭を下げて自分の非を認められるかどうかで、その後の自分の人生を0にするか100にするかなんでしょうが、なかなか、難しいということです。でも、年若い子供たちには、教えておいてやりたいと思います。
世の中が、どう変わっても、相手が頭を下げても、頭を下げて、譲れないのは、あまり、幸せになれそうにないと思うので・・・・。
追伸
電車の中の男性の話は、バッグは、ピンク色の女性ものだったりするのです。
そうそう
本当に男の人ってすぐ「俺の事が好きだ」と思うんですよね。別れてから何年経っても「まだ好きだ。今晩ありかな?」と思っている!(笑)
幸せな生き物だと思います。
マイルスくんは大人の魅力がありますよね。
おはようございます
ますおさん、いろいろとありますね。恋の話はよくわかりませんが、マスオさんはクレーマーと呼ばれる人をどう思われますか、またどう対応されますか?
立派なお母さまです
麻奈さん、おはようございます!
>確かに、男性のプライドは絶対に傷つけてはいけないと、
>子供の頃、母に教えられたように思います。
おお~、立派なお母さまですね~。
ただ、男は女性からプライドを傷つけられて成長するようにも思えます。
男はすぐに仲間内で手心を加えますが、
女は容赦しないですからね~(笑)。
>変なプライドをふりかざす女性は、男性以上に増えているように思います。
御意にございます。
女性のプライドは男と微妙に違うのですが、
それでも男性化した女性も、なかなか謝りませんよね。
力士でも素直な性格の子は強くなるそうです。
欠点をすぐに改めるからでしょうね。
さらに人間素直に認めた方が、尊敬されることが多いのに、
それができないのは勿体ないことに思えます。
引きずります
Lilyさん、おはようございます!
>幸せな生き物だと思います。
お、男をバカにするな~(笑)。
でもホントですな。
別れてからも「オレのこと好きだろう」というのは、
相当におめでたいと思いますが。
男の方が引きずりますし、切り替えがわるい。
世の男性よ、マイルスくんを見習え。
プライドはブラインド
綾小路さんは子供かと思ったら違うんですね。いま会社でも学校でも「親にも注意されたことがない」という人達が多いので難しいです。「泣く子も叱らない」これが親の教育方針ですから。あとはテンションね、テンションん。いちいち落ち込んだり(この辺りでミスが多発する)。こんなので(テンション)仕事されると使えないんですよ!どんな時も切り替えが大事。
「プライドはむずかしい」か?つまらん「プライドははずかしい」か?
専守防衛
正ちゃん帽さん、おはようございます!
先日はどーもでした。
クレーマーなる人種は仕事柄、ほとんど接する機会がありませんが、
私ならとりあえすハイハイ聞いて、損になることは聞きません。
さらに攻めてくるなら、専守防衛で戦います。
免疫
naotさん、おはようございます!
おお~、入れ違いのコメントですね。
そうですか、綾小路くんが子供だと思って読んでいたのね。
たしかに「30代半ば」を見落とすと、文脈からそう読めても仕方ないですね。
綾小路くんは中高が灘校で、大学は一ツ橋、
会社は六本木に本社を構える某大企業です。
典型的なエリートコースを歩んできた人なので、
その点は一番、注意されることに免疫がないタイプかもしれません。
でも、naotさんのまわりはいっぱいいそうですね、
どうでしょうね。
かまってチャン
面倒くさい人ですね。道場をやめて正解です。そうやって嫌なことはresetして生きてきた人なのかも。
弊社には?・・・・、いね~よ、そんな人(爆)。実力主義なんで。
ちなみに私の仕事は「○○道場(名字が入ります)」って呼ばれてるらしい(笑)。随分ひどいでしょ?新しい仕事を振る時に、「白帯ですが宜しくお願いします」とおじさんに挨拶された。道場にどうじょ~!
道場でっか
naotさん、おはようございます!
>面倒くさい人ですね。そうやって嫌なことはresetして生きてきた人なのかも。
面倒くさい人だとは思わなかったのですが、結果としてそうなっちゃいました。
>道場をやめて正解です。
あ、どーでも良いことなんですが、火曜会は海洋大学の道場を借りてるだけで、
会員規約も規則もありません。
来たいときに来て、来れないときは来ない。
だから入会するとか、退会するといった規約もありません。
そういう会で「辞める」と言うこと自体、スジが違うというわけです。
>随分ひどいでしょ?
ひどくないと思います。
仕事が認められてるんですね。
立派だと思います♪
トッカータとフーガ by バッハ(←外国読みは。。。)
常識的なメンバーが集まっているから規則もも何も必要ないのでしょう。大人の判断に任せます、ですね。それをあえて「辞める」と言いだしたのは彼なりの意思表示なのです。「(怪我まで負わせられて)俺は怒ってるぞ!(ふんがぁ~!)」。
道場では同情は不要。
職場放棄
naotさん、おはようございます!
>「辞める」と言いだしたのは彼なりの意思表示なのです。
いや、おっしゃる通り。
だから問題なんですがね~。
さらに、自分から手を上げた試合にも来ませんでした。
これはいけません。
ところでBachの英語読みはバック?
キレるとかプライドとか?
「プライド」ってたぶん日本語と英語で意味が違いますね。「自尊心」はpositiveな意味合いですが、「プライド」はnegativeな印象。うちの会社にはいませんけど、こういう人は普通にいますよ~。
仕事だと、嫌いな人とも会わなければいけないし、嫌な事も率先してやらなければならない。だからその先に楽しみを作る。慣れてくれば何とも思わないdせうが・・。気がつけば自分が嫌な奴になってたりして(笑)。