先日、古川シェフから「フルフルが再開しました」と連絡があったので、
早速、一昨日行ってきました。
お店は池上線の石川台から徒歩30秒、6人で満席になる小さなお店で、
ケータリングのお弁当が基本の店なので、土日と平日は夕方のみ営業です。
けっきょくレストランを開くなると、それなりに良い場所(家賃の高い)を選んだり、
人を大勢雇わないといけないのがが大変なところです。
古川シェフは、自分ひとりですべてをこなす店を考えて、
今回は池上線沿線の小さな物件を選んだようです。
ひさびさのフルフル料理、先ずは定番のアンチョビーポテトにイワシのマリネ。
たっぷりハンガリー産のフォアグラとリンゴをオレンジソースで煮込んだ逸品。
そして待望のカボチャのニョッキは、
青山・自由が丘時代に出されていたものよりひとまわり大きく、
食感も店の名の通りフルフルもっちりしています。
メインは和牛フィレ肉を贅沢にビーフストロガノフに仕立てた一皿。
たった2人の客にシェフと話をしながら食事をするのは贅沢な空間です。
それにしても、たったひとりでケータリングから、テイクアウト、
レストランまでこなすというのは大変なことなので、
シェフもいずれは、人に任せる仕事もしたいと考えているようです。
料理というのは、ある程度のところまではアートではなく、化学の世界なので、
キチンとしたレシピとシステムさえ整っていれば、一定レベル以上の味は出せるもの。
いずれフルフルブランドのフライドチキンやカレーなどを出してみたい、
そんなことを考えているようですね。
昨年末、古川シェフ企画のクリスマスパーティーでは、
はじめてシェフが料理を作っている様子を目の前で見たのですが、
意外にシンプルなレシピながら、
ワキで手伝ってる弟子のケータリング兄ちゃんと明らかに手際も味も違う。
ただ同じレシピで作ると、ある程度のレベルで料理を出せることも事実。
もんじゃ焼きひとつとっても、シェフが焼くのと焼かないのでは違いが出てしまいますが、
値段と味を良いレベルにすれば、十分良いものが提供できるはず。
フルフルブランドのチェーン店、期待したいところです。
いや~、古川シェフ、どーもごちそうさまでした。
店がもっと近ければ、さらに良いんだけどね~。