原爆投下も国際法違反か〜シリア化学兵器

その前に京都美山の絵地図・・・8割がたできました。
白抜きのブブンはPhotoshop加工が入ります。
のんびり仕事をやってるわけではなく、クライアントの美山町の返事がゆっくり! 東京とテンポが違うというのもありますが、それより町内の調整に手間取ってるというのが何よりの理由だそうです(笑)。

さて、このニュース↓

「原爆投下も国際法違反か」シリア化学兵器使用で米国務省に質問飛ぶ

ツイッターでは日本人記者が言ったなんて書き込みがあって、日本人記者もそこまで来たかと思いましたが、アシャド・モハメッドさんという、名前を見るにイスラム系の方だったようです。

やっぱり日本人記者で、そこまで言うヤツいないよな〜。
何となくがっかりかな。

今さら言うまでもない正論ですが、アラブ系の国々では、原爆投下というあれだけのことをされて日本人がアメリカに追従してるのが理解できないという意見が多いようです。

一神教のイスラム諸国で、なぜか多神教の日本に好意を抱く国は多いといいますが、原爆落とされて米国に追従は、イスラム圏では腰抜けと取られても仕方ないようです。

「水に流す」という日本人の美徳は、国際社会では理解されないようで、特に流す水の少ない中東諸国では、まったく通用しないようですね。

わたしは日本人そのものが腰抜けだとは思いませんし、水に流すことは場合によって必要なことだと思います。

少なくとも、何10年経っても済んだ話に粘着するよりは、時には水に流すことの方がよいのではと思うのですが、米国の原爆投下に関しては、このロイターの記者のように言い続けないといけませんね。

比叡山が信長の焼き討ちを赦したとか、バチカンがガリレオの地動説を認めたとか。
米国が原爆投下を謝罪するとしても、そのくらいの時間の単位になるでしょうが、今回のロイター原爆投下発言も、 70年の時を経た壮大なブーメランです。

8月15日が近づくと、毎年「平和への祈り」をとなえますが、それだけではなく、米国の犯した戦争犯罪に関して言い続けることも必要でないかと思った次第です。
もちろん、謝罪せよとか、賠償せよという話ではなく、です。

ところで、やられたことを忘れないという気質・・・キリスト教やユダヤ教、イスラム教といった一神教にその傾向があるようですね。

一方で多神教の国というのは、インドとイギリスの関係を見てもそうですが、その点「水に流す」ことを知っているようです。

一神教というのは自然の厳しい地域に興る・・・それも砂漠のように何もない自然に生まれる傾向があるようです。アジア地域ではモンゴルや北部中国では、「天」という唯一神に近いものがあるのに、南部中国や東南アジアの国々では土着の神々がいっぱい存在しています。

日本のように何もしなくても勝手に草木が生えてくる国では、一度何かあって壊れても、再生することが可能ですが、砂漠地域のように、ただでさえ何もないところでは、そうはいかない。

そんな違いがあるんでしょうね。

災害の多い日本ですが、再生力が強いのも人力だけでなく、自然そのものの力があるのかもしれません。

でも原爆は人災だからね。やっぱり罪は問わないと。

ところで肝心のシリアの化学兵器。ホントに使ったんでしょうか?

イラクじゃ大量殺戮兵器は存在しなかったわけで、国際社会もそのあたり「またか」と思っているようです。

 

原爆投下も国際法違反か〜シリア化学兵器” への4件のコメント

  1. 水に流す、急流な川の多い国土からの発想でしょうか。

    フクシマもミサイルで太平洋に吹っ飛ばせばよかった???

    化学兵器、サリン?、が使用されたことは間違いありません。
    欧米中東の TV News では、
    子供たちが口と鼻から泡を吹いていましたから。
    迫真の演技、演出には見えませんでした、アッシの濁った眼では。

    毒ガスの種類は決め手、証拠の一つですが、
    何処から持ってきて、誰が撒いたのか、当然あやふやです。
    いわゆる戦争屋の自作自演かも知れません。

    原爆も反則技、であっていただきたいものです。

  2. お頭さん、こんにちは!

    >化学兵器、サリン?、が使用されたことは間違いありません。

    そのようですね。
    ただ、政府側が使用したか、反政府側が使用したかは不明だそうです。

    サリンは厄介ですね。
    一度やられると神経ガスだけに回復しないようです。
    映像は見てませんが、演技ではないと思います。

    ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領が戦争を仕掛けるかどうか・・・行く先の気になる展開です。

  3. べき論を持ち出すと、そもそもの趣旨からいえばノーベル平和賞をこういう事例に与えるべきではないと思うがね。

  4. バナナ坪内さん、こんにちは

    >そもそもの趣旨からいえばノーベル平和賞をこういう事例に与えるべきではないと思うがね。

    ノーベル平和賞はたしかに物理学などと違って、政治的な意図であたえられることがありますが、この事例に例えるべきでないというなら、その理由をお聞かせいただければと思います。

    ところで、リンク先のルイ・ヴィトンはいったい・・?

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