原子力、神の炎


原発PR協力の文化人へ風当たり強まる

うーん。
槍玉に上がった「原発PR文化人」の面々を見ると、個人的には好きでない人が多いのですが、
この記事は完全に後出しジャンケンですね。
あとから批判してる人たちだって、こういう原発事故が想定できたわけではない、
たまたま起こってしまった事故に
「それ見たことか」と言う、アンフェアな意見に思います。

そう思って、元になった記事を見てみれば「週間金曜日」です。
やっぱりね、って感じかな。

さて原子力というは、ウラン1gに対して石油2000ℓ分の発熱量という、
とてつもなく莫大で燃費の良いエネルギーです。

それは有名なアインシュタインの公式、
E = mc²(エネルギー=質量×光速の2乗)によって引き出されるエネルギーです。
(そんな話、釈迦に説法の人も多いでしょうけど、はじめて聞く方はおつきあいのほどを)。
石油の場合は燃やしてしまっても(質量保存の法則に乗っ取って)、
灰と煙の重さを足せば、もとの石油と同じ重さになりますが、
原子力の場合は、質量が分裂し消えてなくなってしまいます。

その時に出るエネルギーが、光速(秒速約30万km)の2乗なのですから、
そりゃ大変なエネルギーです。

得られるエネルギーも莫大で、燃費も良いかわりに、
いったん事故を起こした場合は言うにおよばずですが、
一度動き出すと、普通に止めるにしても大変な手間と時間がかかるみたいですね。
(そんなものに反対運動や廃止運動というのも、片腹痛いのですが)。

このブログでも書いたことがありますが、本来、私は原発推進派でした。
今でも原発なしでどうやってエネルギーを賄うのか、
未だ代替え案はわかりません。
ただ、こうなった以上、新たな原発の増設は不可能に近いだろうな。

何もかも消去してしまう炎・・・。
本来は、ギリシャ神話に出てくるような、
人間が御することのできない炎なんでしょうね。

神の領域に触れる炎・・・西洋人がヒステリックに放射能を恐れる理由には、
その辺のことがあるのかもしれません。
たくさんの神さまに囲まれた日本人は、原発をはじめとして、
体外受精やロボットなど、西洋人が嫌う神の領域を平気で侵してしまいますから。

それで彼ら、日本人を責めるのかもしれないな。
どうなんだろ。
誰か教えてくださいませ。

写真は桜島大根の天日干しです。

原子力、神の炎” への2件のコメント

  1. 言うの忘れてた
    先日ここに貼ってあったNYタイムズの記事を読んで思ったこと。
    あ、原発は神様じゃなくて人間なんだ。
    言うの忘れてた。
    でも死んだら神様におまつりしたほうがいいんじゃないかな。
    そのうち私のブログにアップしますね。

  2. Unknown
    あ@花さん、おはようございます!

    早速ブログアップですね。読みましたよ!
    そうですよ。

    さんざん原発の世話になってきたのに、
    みんなひどいじゃないですか。

    でもお祀りあげたら不謹慎だって言われるかも。
    不謹慎じゃなく、真面目にやってるのにね。

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