昨日・・・ではなく今日の3:00amに作品がアップ。
基本的に朝方に仕事をする私ですが、
絵具の乾く時間と搬入に梱包するかねあいを考えると、今日が限界です。
でも嫁さんに言われて手直しした作品は、くやしいかな、すごく良くなりました。
あとは、現場で絵をどう取り付けるかだな。
考えると絵描きなんて、実に妙な商売をしてるものですが、
私の近しい小中時代の友人に、”i”という歯医者になった男がいます。
両親は歯科医でも何でもなく二人とも教員、
何もないところから勉強して開業資金を借りて、赤坂に医院を開きました。
腕もすばらしく、10年ちょっとで開業資金は完済したそうです。
子供の頃からバツグンに手先が器用で、勉強も常にトップにいた男ですが、
口の悪さも天下一品で、ケンカが強いわけでも何でもないのに、
口先三寸で大勢の子供たちを泣かしていたという、とんでもないヤツでした。
小学校低学年の頃、別の友人にEという男がおりまして、
ある日に、お母さんが夜なべで編んだラクダ色のセーターを遠慮がちに着てきました。
男の子にとって、母が編んだセータって何となく気恥ずかしものですが、
その様子を見ていた”i”は、すかさず「ウンコ色のセーター」との一言を。
気恥ずかしい気持ちでセーターを着てきたEは、完全に粉砕状態、
半泣きで帰宅すると、母親に「もう、こんなセーター二度と着ない!」とベソをかく始末。
夜なべで編んだセーターを息子に二度と着ないと言われたEのお母さまは、
当然ながら「あの子の口は、毒持ってる!」と、カンカンにお怒りでして、
私の母にまでその話をしていたそうであります。
たぶん、Eのお母さまは今でもそのことを忘れてないだろうな~♪
(うちの母は”i”先生の患者ですが)。
こんなことは、子供どうしよくある話なんですが、
”iが人を怒らせるタイミングというのは実に絶妙で、
こうすれば、いちばんそいつがイヤがるだろうというピンポイントを正確にヒットさせていたのですな。
で、それが今どうなっているかというと、
近所でも評判の歯科医になっているのですから、世の中おもしろい。
もっとも人を怒らせるツボをわかっているということは、
人を安心させたり、癒したりするツボもわかるということですから、
治療の腕はもちろんですが、言葉で治療するのもお手のものというわけです。
(これは人によるかな・・)
ところで、先日も”i”先生と北島亭で一緒に食事をしたのですが、
それじゃ性格が良くなっているかといえば、まったくそういうわけではなく、
キツく理屈っぽい性格はそのまま。
三つ子の魂百までなんだな~。
まあ、人間やさしいだけじゃダメってことでしょうね。
写真は今朝方、完成させた作品の一部です。
完成おめでとうございます
画伯こんにちは!
なるほどです。
人につつかれたくない部分て、癒されたい、解決したい部分かもしれませんね。
絵、完成ですね。お疲れ様です!!
今度は搬入作業に大わらわですね。
いつか、作品を見に行く日を夢見る私です。
大きなお仕事を終わらせて、最高のアドバイザーの奥様とゆっくりお酒をお楽しみください。
祝杯は
いっちゃん、おはようございます!
そうなんです。
画廊でも作品の展示は一仕事(最近は自分じゃやらないけど)ですが、
ましてそのために作られてないレストランだとドキドキです。
まだ実物をクライアントに見せてないし、
とても祝杯とはいきません。
まだ、搬入作業に”わらわ”は大わらわじゃ・・なんて、ウフッ♪
作法のダメだし
子供って残酷ですよね。これ高校生まで含めます。口が臭いとか、頭が臭いとか、平気で言いますよ。甥っ子(小学2年)も同級生のインド人に「口臭い。爺ちゃんの匂いがする」と言われたそうです。この子(インド人なのに)、計算が苦手です(笑)。
でも、セーターはあまりに可哀想。この悪ガキ、親のしつけが悪いとしか言いようがありません。その歯医者さん、今が偉くても子孫にそのイジメの遺伝子が残りますから・・・。
日本でイジメがなくならないのは、苛めた人を罰することがないからではないでしょうか?社会に出ても、こういう人は平気でイジメを繰り返しています。会社では沢山いますよ。イジメられた人は辞めるし、また新しい人が入ってもまたイジメるの繰り返し。
ところでAB氏の記事、「作法のダメだし」の記事がありましたけど・・・。http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/12/17/03.html 日本人っていつまでもしつこいですよ。これも「作法のプロ」を怒らせるツボなのかな~?
ご理解を・・・
naotさん、おはようございます!
まあセーターは今となっては本人どうし互いに笑い話でして、
彼にその話をすると、何も言えずに苦笑いです。
(お母さんは許してないでしょうけどね)。
私の書き方がよくなかったのか、誤解されてるみたいですが、
この歯医者さんの名誉にかけて申しあげると、
今では患者の身になって治療のできる、立派なお医者さんです。
三つ子の魂百までで、地の性格はもちろん変わってませんが、
社会に出ていじめを繰り返すような人間にはなっておりません。
むしろ職場では衛生士に気遣い、家庭では奥さまに気遣い、つつましく生きておりますので、なにとぞご理解のほどを。
いじめを繰り返すというのは、これはなかなか根の深い別の問題もあるように思えます。
いずれ記事にしてアップしようかと思いますので、
その時は何卒よろしく。
主旨は
先ほどの追補です。
つまり、この歯医者さんが幼少時代にもっていた「毒」の要素が、
後年になって「薬」の要素に変わったということを言いたかったですね。
記事を読みかえすと、たしかに誤解される書き方だったかもしれませんが、
何卒その点をご理解くださいませ。