教育と現実社会のギャップって・・・


子供の頃、不思議でならなかったのが、
「日本人は独創性がない」とか
「日本人はマネばかりが上手」と言わていたことでした。
長じて独創性が少なからず必要とされる道を選んだ時も、
この言葉はずいぶん引っかかっていたものです。

最近になって日本のアニメやマンガが評価されるようになり、
今まで悪書だとか教育を阻害すると言われてきたものが、
手のひらを返したように「日本の誇る文化」と持ち上げられるようになりました。
うーん、今さら何だかな~。

どちらも私は鵜呑みにすべきではないと思いますが、
前者の日本人でありながら、自国民に誇りを持たせない教育よりは、
後者の「日本の誇る文化」と言える方が、そりゃ良いですがね。

さて、よく言われる「校内暴力」や「学級崩壊」の原因は、
教師の指導力不足だけではないと思います。
教師がちょっと生徒を叱っただけで、
まわりからボコボコにされる今のシステムでは、先生だってへっぴり腰になりますよ。

子供なんてズルいから、「こいつ弱いぞ」「こいつには勝てるな」と思ったら
いくらだってナメてかかるもん。
ある意味、子供社会はヤクザ社会の雛形みたいなところがありますからね。

だから、生徒はいくらバカにされても何もしない教師にはタメ口をきき、
機嫌がわるいとすぐにパンチを飛ばす、1年2年上の先輩には敬語で話すのです。
そんな簡単なことがわからず、
「どんなことがあっても暴力はいけない」とか
「命の重さは地球ひとつより重い」なんてきれいごとを並べても、
弱いヤツを恐喝してお金を巻き上げる子供には効果ありません。

社会に出て、教育されていたこととのギャップに悩む人は多いけど、
教育現場そのものも、子供社会の現実とギャップがあるんだよね。

また個性や独創性を重視する、と言いながら、生徒のワガママを許し、
「ハートだけは芸術家」という、
この世でいちばん扱いにくい人種を大量製造したのも、
こうした教育システムの影響があるでしょう。
(いや、恥ずかしながら自分も若い頃そうでしたが・・・)。

画像は拙作「Another Zona-Rosa」。
Zona-Rosa(ソナ・ロッサ)とはメキシコシティにある繁華街のことです。

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