野村萬斎の狂言を

昨日は水道橋の宝生能楽堂で、野村萬斎の狂言を見に行きました。
上演中は撮影禁止なので、上演前の舞台をパシャリ。

お能に比べて、狂言がわかりやすいのは知っていましたが、ひじょうに面白いものだと再認識しました。

俗にひと芝居打って人をハメたりするのを「狂言」と呼ぶことがありますが、内容もたしかにそのまま

「六地蔵」という狂言は仏師のフリをした男が、六体のお地蔵さまを納品するとウソをつき詐偽を働くという、今のキャッチセールスにも通じるお話でした。

納品するお地蔵さんの代わりには、人を雇って地蔵のフリをさせるのですが、人件費をケチって六地蔵だから6体必要なところを、3体を交代するという、今の時代にピッタリの内容。

お芝居がはじまる前には野村萬斎さんの解説がありましたので、中身も実にわかりやすい。さすがに声が良いし、話もお上手です♪

萬斎さんの解説で驚いたのが、上の写真にある幔幕ですが、普通はお能や狂言というのは陰陽五行説による五色が普通。

ところがこの幔幕は4色しかありません。

理由に深い意味はなく、どうやら単なる間違いというのが萬斎さんの解説で知りました。うーん。

萬斎さんが出演している教育テレビの「日本語であそぼう」を見てもわかりますが、狂言の演者さんたちは、かなり新しいことをされてるようですが、能楽堂の運営というものに、ちょっとしたユルさを感じた次第です。

芝居が素晴らしかっただけに、能楽堂の時が止まったような雰囲気が気になりました。ショップももう少し気の利いたもの置けば良いのにね。
グッズの作りが大相撲以上に甘い。

とはいえ、たっぷり2時間。
まったく飽きることなくお芝居を堪能できたのは芸の力ですね。

また行きたくなりました。

野村萬斎の狂言を” への2件のコメント

  1. わらべさん、おはようございます!

    良かったですよ。
    定休日に一度ぜひ!

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