ザ・コーヴ~「闘え! いるか人」


一昨日、オスカーの発表がありました。
作品賞&監督賞は「ハート・ロッカー」。
キャサリン・ビグローとジェームス・キャメロンの元夫婦対決は、前妻の勝ち。
まあ、「アバター」はあれだけヒットしたから、もういいでしょう。
ハート・ロッカー、見に行かないとね。

腑に落ちないのが「ザ・コーヴ」のドキュメンタリー部門授賞です。
まだ見てないのに言うのも何ですが、やっぱりアカデミー賞は一部の白人のものなんですな。
ペリー来航は捕鯨基地確保が目的だったのに、まったくこの人たちは何を言ってるんだかねえ。
米国人作家H・メルビルの「白鯨」は、モービーディックを悪魔の象徴として描いていたのに。
(逆の解釈もありますが)。
その原作をグレゴリー・ペック主演で映画にしたのはハリウッドだったのに。

まあ「クジラを食うなというなら、牛食うな」とは、
おそらく彼らもさんざん言われたのでしょう。
それを突き詰めて議論すると人種問題に当たってしまうので、
「イルカやクジラのように、食物連鎖の頂点に立つ動物は水銀を多く含んでる。
 だから、それを訴えたかった」
と問題のすり替えをしています。
これが一神教(あるいは原理主義)の人たちとは議論できない、と思う瞬間ですね。

入場料を払いたいとは思いませんが、こわいもの見たさで、一度は見たい気はします。
まあ、予想はつくけど・・・。

画像は元自民党議員・山際大志郎氏の著書「闘え! くじら人」。
くじらの生態から、反捕鯨団体のムチャクチャぶりなど、くじら(一部イルカ)の情報が満載です。
ご興味のある方は一読のほどを。

ザ・コーヴ~「闘え! いるか人」” への4件のコメント

  1. てやんでぇ
    この件は又しても、マスオさんに大同意。

    ペリーの件はアメリカ白人、グリーンピース被れと、
    昔論争しました。
    最後に言っちまいました。
    More study it as hard as you can,
    you do not know anything yet.
    カッコええわ?、と自画自賛。
    ホントは彼とは仲良しなんです。

  2. ザ・コーヴ
    先ほど「ミヤネ屋」でルイ・シホヨス監督に詰め寄る
    日系人女性の姿が映し出されました。

    生き物とは、ほかの生き物を食べないと生きていけないんです。

    ベジタリアンにしても、植物という生き物を食べているのです。

    表向きだけのセンチメンタリズムに世の中が動かされやすい
    現象を憂うばかりです。

  3. 個人的には友だち
    お頭さん、またもご賛同恐縮です。

    論争、カッコいいですな~。
    まあ、肝心なとこは”ホントは彼とは仲良し”ってことでしょうね。
    個人的に外国人の友だちがいても、
    そういうスタンスは必要ですもの。

    ただ、その友だちは反捕鯨が白人たちの特権意識だとは、気づいてないんでしょうな。
    クジラ論争をして友だちでいられるのは、いい人なんでしょう。
    あ、お頭さんもそーですね

  4. ルイ・シホヨス
    大江戸さん、コメントありがとうございます。

    いやあ、センチメンタリズムならまだいいのですが、
    連中に「ベジタリアンにしても、植物という生き物を食べている」と説いても、
    「クジラは頭がいい」と話が通じないことでしょうね。
    原理主義に説得は無意味。

    中国政府なら、シー・シェパードが酢酸を投げた段階で
    オージービーフの輸入をストップするでしょうけど、
    残念ながらわが国では難しいでしょうが、
    何かしら断固とした処断を下してほしいところです。

    ルイ・シホヨス。
    日本人なら殺すまでしないと、ナメきっているのが気にくわない。

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