サラリーマンは不満が友だち、自営業は不安が友だち


昨日は追加の仕事。
それとは別に〆切りをむかえた仕事とバッティングして、大わらわでしたが、
今朝になってそれが何とか片づくと、何とも言いようのない虚脱感におそわれました。
いつものことですが脱稿して仕事が自分の手をはなれると、そんな気分になります。
仕事が終わって晴れ晴れした気分にはなりません。

なぜって?
そりゃ、自分の手を離れた仕事が売れたり評価されるとは限らないもの。
今回の指さしイタリアは私の著書ではないけど、
シリーズでは5本の指に入る売行き(だそうです)で、ファンも多く思い入れのある仕事です。
やっぱりリニューアルの結果は気になるしね~。

それからもう一つ。
前に俳優の仲代達矢さんが、無名塾の創設に関して言っていたことで、
「僕らの仕事は、映画が一本撮影が終わったり、芝居が千秋楽を迎えた段階で失業を意味するんです」
とおっしゃっていた。
あの仲代達矢さんですら、そのことを口にする芝居業のきびしさですね。

いや、私などが比べることじゃないですけど、
私も一本仕事がおわると「あ~、いっこ失業だ~」なんて思ったりする。
情けない話ですけど仕方ありません。
よくサラリーマンは不満が友だち、自営業は不安が友だちなんて言いますが、
これはかなり売れてる人でも、同じ思いは自営業の人なら誰でも持っていることでしょう。
幸い、まだ頼まれてる仕事がいくつかある。
ありがたや、ありがたや(合掌)。

写真はヤマガタ・サンダンデロさんのイワガキのモロヘイヤソースです。
夏もそろそろ終わりかな。

サラリーマンは不満が友だち、自営業は不安が友だち” への2件のコメント

  1. Unknown
    今のお仕事は
    不満と不安が微妙に足し算…
    公共の文化事業って
    たとえば知事が変わっちゃうと
    突然カットされちゃうからね~
    お隣の大阪がその例です。
    近々…大阪の…知り合いが…何人か…
    失業します…たぶん…
    企業もわかりませんもんね~
    突然の倒産とか…笑えません
    となると
    やはり
    手に職か…?
    はぁ~私は…無芸大食

  2. 嗚呼、公共の文化事業
    そうですね、かよままさん。
    公務員が”親方日の丸”で安定していた時代は、
    遠い昔になってしまったかもしれません。
    まして公共の文化事業となると、
    不安と不満の掛け合わせみたいなものかもしれません。
    続きはまた次回、お話いたしましょう。

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