線を引く


昨日は原稿が一段落し、少し時間ができたのでカバーまわりのイラストに着手。
同じ絵を描くという行為でも、
色つきのイラストを描く時と、線画のみのイラストを描くって、まったく違う行為です。
たぶん脳の動いてる部分が違うんじゃないかな。

簡単に言うと、色をヌリヌリしてる時っていうのはお絵描きタイムみたいなもので、
好きな音楽や落語でもかけながら作業ができます。
でも線画の時はそうはいかない。
特にカバー絵に使う顔を描く時なんて、0.0mm単位のズレで表情が変わることがあるから、
(本当です)音楽なんて絶対ご法度。
息を止めて集中して描かないと良い線は引けません。

私は油絵出身だから(もちろん今でも絵描きですが)、
フリーランスになりたての時は、そのことが本当の意味でわからず、
修正ペンを入れて線を何度も描き直す行為をしていたことがあります。
いじればいじるほど線はきたなくなって死んでいくのにね。
それこそ趣味でイラストを描いてる高校生でもわかるようなことだけど、
今でも気がつくと、それをしてることが多々あるのは反省。
昨日もそんな作業を繰り返し、何とか納得できるものがアップしました。
何度もやり直した挙げ句だけど、最後に仕上がった絵はたぶん1分かからなかったかもしれない。

写真はそのイラストに色指定をしたものです。
今どきホントならMacで自分で色をつけるんだけど、あとはデザイナーさんにおまかせです。

線を引く” への1件のコメント

  1. ステッドラーのシャープペンシル

    すずめはここ2週間ほど、仕事をしようと、作業を始めると イライラしてました。使い慣れたシャープペンシルが見当たらない。紛失してしまったので ありあわせのシャーペンで定規をあてて線を描くと 切れたり曲がったりするから。suzumeの服はアンティークの着物地から…

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