グラン・トリノ~エリック・カール展


一昨日は陶器の納品に練馬と鶴見~赤坂を往復し、疲労困憊。
ただ車ということもあって、お義母さんからは山のような食料をいただいて有難い。
そんな仕事漬けのゴールデンウィークになる予定だったが、
〆切りがいくつか伸びたので、ちょっと余裕が出てきた。嬉しい。
で、昨日は映画の日ということもあってイーストウッドの新作グラン・トリノを見に行く。
正直言って「許されざる者」や「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」など、
イーストウッド作品には私にとって苦手なものも多いのだが、グラン・トリノは評判以上に素晴らしかった。
差別用語がポンポン出てきてそれは小気味良いほど。
話の核となるのがモン族と呼ばれる東南アジアの少数民族。
私もこの映画ではじめて存在を知ったのだが、
ベトナム戦争以後、ずいぶんアメリカに流れてきた人たちなんですね。
終わったあと、エンドタイトルが終わるまで、席を立つ人はなし。文句なしの傑作でした。

映画のあとは六本木から横浜に行き、横浜そごうで開催されているエリック・カール展に行く。
エリック・カールは、あの「はらぺこあおむし」で知られる絵本作家で、
ぜひ一度原画を見ておきたいと思っていた。
退色しやすい紙を使っているためか、印刷より色はくすみ気味だったが、
やはり原画の迫力が伝わってきて一見の価値あり。
いや、これまた素晴らしい。

夕方はヤマガタ・サンダンデロで打ち合わせ。
だが午後4時になっても人の出入りが多く、あまり話ができない。
盛況でけっこうだが、仕事が進まん。とほほ。
また先日納品したメニューのプリントがあまりにショボく情けないので、
原画をいったん引き上げ、私が色管理をすることにする。
プリントの結果は上々。今日、あらためて納品するかな。
やはり最後まで自分で管理しないと良いものはできません。
ビックカメラで不調のFAXを買い替えて帰りました。

グラン・トリノ~エリック・カール展” への2件のコメント

  1. 良薬は口に苦し
    マスオさん、こんにちわ。
    グラン・トリノ、憧れだったアメリカと
    今のダメリカを観ることができたような気がしました。
    イーストウッド監督の作品は、ヒトの本質を突いていたりして、
    時に苦しいのではないでしょうか。

    仰せのとおり、ハリー・キャラハン時代からの
    楽しい(?)数々のセリフを真似しましたね。
    先が短いクリントは、怖いもの無しで映画を作っているのかな?
    次作が楽しみです。

  2. おっしゃる通りです
    お頭さん、コメントありがとうございます。
    私もそのように思います。
    だから苦手と思うことがあってもイーストウッド作品は
    劇場まで足を運ぶことが多いのです。
    それにしても「ミリオンダラー・ベイビー」は
    たしかにあれが現実ですが、それにしても切なかった。
    お頭さんのコメントを読んで、
    ダーティーハリーの1作目を思いだしました。
    最初にテレビで見て、弟とスコルピオのマネをして
    ダーティーハリーごっこをしていたものです。

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