ノー残業デイ?

朝のNHKのおはよう日本で、企業が「ノー残業デイ」の実施を推進しているというニュースをやっていましたが・・・私の意見を言わせてもらえば、そんなのは本質的に「ゆとり教育」と変わらないと思います。どこの世の中に社員に「働くな」という会社があるのでしょう。
人を雇っていない(雇えない)自営業、画家、著述家という不安定きわまりない立場で言わせてもらうと、「ノー残業デイ」は机上の空論に思えます。残業しない方が効率良く働けるとは、事務方の発想で、営業や開発の人はそうはいきません。そんな仕事ばかりじゃないですよ。
欧米では”仕事で残っているのは能力が低い”なんて言うそうですが、それはウソか驕りではないでしょうか。それに、そういう人に「早く仕事を済ませるコツは?」と尋ねると、「下の人間に任せる」という答えが返ってくるので、あまり参考になりません。
残業しないで仕事を終らせるためには、それなりの努力や余計な時間が必要なわけで、特に若い新入社員はなおさらでしょう。いい加減なところで仕事を終えて、「オレは仕事が早い」なんて思う若者が増えたらどうするんでしょう。まあ無意味な残業もありますから、ひとくくりで言えませんが、「ノー残業デイ」なんて口当たりの良い言葉で、せっかく上向いてきた日本経済を台無しにしないで欲しいと思います。
慢心と嫉妬は人を焼き尽くす炎と思いますが、「ノー残業デイ」など慢心を助長させるものに違いありません。

ノー残業デイ?” への1件のコメント

  1. 「経済力」に注目…金融機関

    いまの女性はいろいろな面で注目されているんですね。
    これからの時代女性がどんどんと前に出て行けるようになっていくといいですね

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