2008年・小暮満寿雄展


来年の2月~3月頃に、また個展を開くことになりました。日程の詳細は、これから画廊と詰める予定です。前回の展覧会は、前のものから2年半近くも間が空いてしまいましたが、次回は画廊のスケジュールもあって、1年と数ヶ月の間隔で開くことになります。
個人的には2年くらい開いた方が楽なのですが、昨年の12月に開催した時は間が空きすぎてしまい、絵画を描く感覚を忘れてしまった反省もあります。絵描きとしては恥ずかしいことです。
もちろん、仕事でイラストやマンガは毎日描いているのですが、やはり絵画制作というのは、それとは違った工程や思考回路で行わないと良い作品はできません。また、次回の著作ではイラストの着色をMacで行うこともあって、それとは反対にアナログ絵画に回帰したいという希望もあります。私はアナログもデジタルも技術的な本質は変わりないと思ってはいますが、それはあくまでテクニカルな問題です。同じ美術作品でも絵画と彫刻が違うものであるように、デジタルで描いたものと、キャンバスに絵の具を塗ったものでは、少なくとも見た目も中身もまったく違う作品になります。
イラストの場合、言いたいことが一つか二つくらいの方がスッキリするのですが、絵画の場合は遥かに重層的で複雑です。
印刷物は、そんなにたくさんの情報を盛り込めないので、単純なイラスト(それもデジタル)の方が適性が良いのですが、アートがそれではいけません。逆に絵画を印刷物にするのは、情報が多すぎてゴチャゴチャ見えるという物理的な問題があります。
ゴッホの本物を見た人なら、印刷とまったく違うのに驚いた覚えがあると思いますが、絵画は藍・紅・黄・墨のプロセスインキ4色で表現するには複雑すぎるのですね。
ともかくも画家として、発表の機会が再び与えられたのは喜ばしいことです。良い作品ができるよう精進しますので、みなさまご期待のほど、よろしくお願いします!

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