『どうする家康』〜俗に「政治と宗教と野球の話はするな」と言うけど、ここまで一向宗を描いた大河は珍しいかも。

2023年の大河ドラマ「どうする家康」、歴史に詳しい人からは色々言われているようですが、個人的には「徳川家康はそんなこと言わんだろ」と、心の中でツッコミを入れながら楽しく見ています。

そんな意味で、昨日オンエアされた家康と一向宗との戦いは、なかなか興味深いものがありました。

俗に「大まかに戦争の原因は、エネルギーと宗教の2つしかない」と言われます。
そんな中、欧米に比べて数えるほどしかないのが、わが国の宗教戦争だと思いますが、ひとたび起こるとめんどくさいですね。

宗教の厄介なところは、同じ組織の中に信者が潜んでいることでしょう。
卑近な例で言えば、先のオウム事件も警察など組織の中に信者がいて、話をややこしくしていました。

徳川家康四百年祭に合わせて、徳川家康の竹千代時代を描いた拙作です。
こちらは静岡市のホームページにジャンプします。

「竹千代君がゆく!」

俗に「政治と宗教と野球の話はするな」などと言われますが、大河ドラマなどでここまで宗教戦争を描いたのは珍しいように思えます。統一教会やエホバの証人の問題など、世間で言いやすい傾向にあるのかな?

ともかく、本田正信や鑓半蔵(やりのはんぞう)と呼ばれた渡辺守綱などの重臣が一向宗側についたのは、宗教の面倒くさいところだと思います。

実際にはドラマと違い、一向宗側についた家臣たちは、いざ戦う段になった時に家康の姿を見て逃げ出したそうですが…それはともかくとして戦国の三傑を悩ました一向宗、おそるべしですね。

それにしても、徳川家康は本田正信や渡辺守綱の帰参を受け入れたり、敵対して滅ぼした武田家の家臣を召し抱えたりと寛容な一面を見せています。
あの小和田哲男先生も、そこが信長や秀吉との大きな違いで、後の江戸三百年を築いた理由のひとつとおっしゃっています。

それにしても大河ドラマはあくまでドラマであって、実際の歴史とは違います。わかって見ればいいわけで、そんな意味で前回の「鎌倉殿の十三人」も見ておけば良かったなと、ちょっとだけ後悔しているところです(笑)。

▼「神様のレッスン」Amazonはこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>