『発達障害、治った自慢大会』は本当に本当に素晴らしい本です!〜マンガは、たにしジュニアくんの生命エネルギーを描きました。

昨日、花風社さんの新刊『発達障害、治った自慢大会』読了しました。

いや〜、素晴らしい本ですね!
いつもはゲラを読んでから、製本された状態をもう一度読むのですが、今回に限ってはイチ読者として拝読しました。

もう一度言います。本当に本当に素晴らしい本です!
ここには、花風社さんが今まで発達障害に取り組んできた20年の集大成があります。

『発達障害、治った自慢大会!』ご注文はこちらから。
直販でお買い上げの方に、今ならもれなくオリジナルクリアファイルがついてきます。
 

自閉症は治らない、発達障害は治らない。

そう支援者や医者が言ってきたことが実は嘘だったことを、実際に「治った」家族にインタビューした貴重な記録がこの本です。
本書によって障害を持つ家族ばかりでなく、そうでない一般の人にも希望を与えるに違いありません。

私は花風社さんが支援の世界と距離を置くようになった時のことをよく覚えています。
おそらくは10年以上前のことになりましょうか。

その時、何ヶ月も前から決まっていた講演会が突然中止になったという知らせを聞き、浅見社長に問い合わせたところ「業界の闇を見た」という答えが返ってきました。
何のことか、その時は理解できなかったのですが、思えばその時が発達障害に関して花風社の方向が転換した時だったかもしれません。

そこからだったのでしょうか。
花風社さんが「発達障害は治る」ということに、完全にシフトしました。
もちろんさまざまな試行錯誤もあったと思います。

その中で神田橋先生、愛甲さん、栗本さん、大久保さん、廣木さんといった著者さんたちとの関係を築きあげ、花風社講演会なども通じて、多くの発達障害を持つお子さんたちを治してきました。
絶望の淵に立たされた多くの親御さんが、花風社の本を通して希望を持ち、お子さんたちが治っていったのです。

そうやって、20年の歳月の上に出来上がったのがこの本だと思います。
まさに「ローマは一日にしてならず」。

本書には年齢の違う四家族が、それぞれがどう治していったのかが記されてます。
そのきっかけ、変遷、試行錯誤、効果的な療法、意味のなかった療法。
出会った人、凡医に良い医師。
金のタマゴを生むめんどりを死守しようとする支援者、真面目な支援者。
また、四家族それぞれが決まったマニュアルによるのではなく、自分のお子さんに合った方法で一枚一枚薄皮を剥がしていく様子が、こと細かに記されています。

さて、内容から少し離れた話ですがイラスト(マンガ)の話をさせてください。

本書の3番バッター、たにしさん一家のことなのですが、私はこの本のマンガを描く前に大久保さんの著書で何度か、たにしジュニアくんをモデルにしたキャラクターを描きました。スケボーに乗ったり、ご飯をモリモリ食べる元気な男の子です。

たにしさんに特に許可をとらなかったので、あまり似過ぎないよう留意したつもりで描いたのですが、親というのは大したもの。一発でご子息とわかってしまったようです。

Facebookのタイムラインには、イラストとたにしジュニアご本人の写真が掲載されていて、「小暮画伯、浅見さん、ありがとうございました」と書いてあるではありませんか。

「あら、極端に似ないよう、さっくり描いたつもりでしたが(笑)」

「面白い程似てますね(笑)
眉毛が逆八の字になってるあたりなんて最高です。
ありがとうございます」

いや、逆八の字の眉もそうなのですが、たぶん私が描いたのは、たにしジュニアくんの持っている生命エネルギーだったのでしょう。
彼がスケーボーに乗る姿、ご飯を食べる様子は、いかにも成長期の男の子。

「この子はあらゆる面で他の子より劣っている」子供なんかじゃありません。

でも親御さんが喜んでいるようで良かった!

まだまだ、この本については書きたいことがあるのですが、続きはまた後日!

「神様のレッスン」Amazonのページがリニューアルされました!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>