昨日は先月から月2回ほど通っている、つくばに1日詰めていました。
夕食もつくば駅周辺で取ることになったのですが、さりとて駅前の施設以外に店の選択肢はなしということで、久々にサイゼリアで夕食をとることに。
さほど期待せずにメニューを見ていたところ、「ナポリ風ジェノベーゼ」の文字にびっくり。
日本でジェノベーゼというと、バジルと松の実、ニンニクを使った緑のソースですが、イタリア南部では玉ねぎとビーフ、あるいはポークを煮込んだ濃厚なソースを指すのですが、そんな現地のメニューをサイゼリアが再現するなんてすごい!
もともと「イタリア料理というものは存在しない」と言われるほど、イタリアのご飯というのは郷土料理の総称です。
インド人の多くがナンを知らないように、イタリア人の多くがバーニャカウダを知りませんし、アクアパッツアも食べたことがない。
だから、 「ナポリ風ジェノベーゼ」の存在も、そんな感じなのですが、一皿500円という価格には驚きです。
お味のほどはコンビーフに玉ねぎを混ぜて煮込んだ感じ。
これが500円なら良いかという感想でしたが、食べ終わってからのデザートにびっくりしました。
メニューには「シチリア産レモン使用ジェラート」と書いてあったので注文したのですが、まさかの本物です!
今では様々な店でジェラートが出されていますが、どの店でもイタリア産レモン、いわばリモーネを使っているところはありません。
イタリアのリモーネと、他のレモンというのは、まさに香りや味が別物なのですが、サイゼリアのそれは、まさにリモーネの味と香りです!
それが何と200円で出されているではありませんか!
他にもおそるべきメニューがいっぱいあるかもしれないな。
あの南インド料理店を各地に展開する、エリックサウスのイナダシュンスケ氏が、サイゼリアに深く傾倒するというのがわかる気がしました。
みなさま、サイゼリアに入ったらぜったい 「シチリア産レモン使用ジェラート」をご注文くださいませ。これが本物のイタリアのお味です♪