変わりゆく渋谷、消えゆく東急の階段〜ヒカリエと東急文化会館にいた切手売り場の女性

昨日は勉強会で2か月ぶりの渋谷へ行きました。

行くたびに変わる渋谷ですが、東急の階段からマークシティに行く道がふさがれていたのにびっくり。昨日の段階では階段とエスカレーターは使えましたが、9月中には封鎖されるようです。

子供の頃から渋谷というと、何かとこの階段を使っていましたので、一抹の寂しさもありますが、それも仕方ないかという感じです。
こと銀座線に関しては降り口と乗車口が、まったく違う場所にあったため、やはり新しい今の渋谷駅の方が断然使いやすい。

カオスだった渋谷も、近頃はだいぶ整理がなされてきて、歩きやすい街になってきました。昔はバカモノと呼ばれた若者たちも、マトモになった感が半端でありません。

勉強会に出ていた40代の女性のその話をしたら、「たぶん、そのバカモノは私の年代ですね」とのこと。
そうだ、あのバカモノたちはいなくなったわけじゃなく、40代50代になってきてるんだ。かくいう私も学生時代にはバカモノとして、渋谷の周辺を闊歩していたのですから、人のことは言えません。

同い年の高校時代の同級生だった友達からは、ヒカリエになる前の東急文化会館だった頃の話になりました。

昭和40年代後半、まだ中学生だった私たちの年代は、さんざん東急文化会館にお世話になったものです。

渋谷パンテオン、東急名画座、渋谷東急と3つの映画館を擁した東急文化会館。
東急名画座ではゴッドファーザーとパートⅡの二本立てや、ヴィスコンティやフェリーにの二本立てを見たものだ…そんなよもやま話が色々。

でも、彼は3階だか4階のエスカレーター脇にあった切手売り場は覚えてなかったな。口の悪い中学生だった私たちは「切手売り場のバ○ア」なんて言ってたものですが、自分たちの方がいつの間にか、年上になっちゃいましたね。

買いもしないくせにうるさいことを言う、中学生だった私たちは、よくその女性に叱られていたものです(笑)。

渋谷は変わりゆく街。
ちなみに国木田独歩の「武蔵野」の舞台は渋谷だったそうです。

 

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