遅まきながら「ターミネーター:ニュー・フェイト」見てきました。
TOHOシネマズでは六本木、日本橋での公開は終了。昨日、たまたま日比谷シネマズで夕方の時間帯が空いていたので、行ってみることにしました。
見た感想を率直に言えば、面白くは出来ているけど、ツッコミどころ満載って感じかな。そもそも、ターミネーターのシリーズは1と2の存在感で持ってるような感じで……そういえば、見たあとで本作「ターミネーター:ニュー・フェイト」が6作目とか書いてあったので、びっくりしました。
そんなにシリーズあったんだ!
予告編のコピーライトにある、“『T2』の正統な続編”、というのもそういう意味なんでしょうね
最初の方を見て、いきなり子供のジョン・コナーがシュワちゃんのターミネーターに殺される場面が出てきて……あれ????
前のシリーズって、こうだっけ??と思いました。
まあ、ターミネーターのシリーズはタイムパラドックスものなので、過去を変えると未来も変わる設定なので、言い方変えれば何でもアリで良いのですが。
それにしても若いシュワちゃんとサラ・コナー、ジョン・コナー。CGで再現してるのか、映像の加工はよく出来てるな。それとも未公開の映像??
うむむむ、何がなんだかサッパリわからん?
そんな複雑な内容じゃないのに頭が混乱してきたのは、わたくしのアタマが劣化してきたためでしょうか?
とはいえ、そこはハリウッド作品。強引な力技でグイグイ攻めてきます。
今回は液体金属とカーボン金属のハイブリッド型ターミネーター「REV-9」型ターミネーターと、アンドロイド女性ソルジャー・グレースとの一騎打ちの場面が見どころ。
そこにシリーズ初回から出演しているリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが登場するのは、なかなかワクワクするものがあります。
シュワちゃんがいつ登場するんだ、まさかチョイと出ておしまいじゃないだろうなと、やきもきさせてくれますが、後半キチンと登場してくれるのが嬉しいところ。
予告編を見たらCGのシュワちゃんではなく、加齢した現在のまんまのシュワちゃんが出てくるので、ターミネーターが老化するわけなかろう!(と、予告編にツッコミ入れる)。たぶん、ターミネーターのモデルになった人間役か何かで登場するのだろうな……なんて思っていたのですが、経年した同じタイプのターミネーターT-800型の役でシュワちゃんが登場したのに、逆に驚きました
「ロボットが加齢する」というハリウッド流の力技にびっくりしたのですが、そこは理屈より映像。画面を見る限りは、加齢したシュワルツェネッガーの方が自然ですね。
インド映画「ロボット2.0」では、ラジニ様がCGを使って若返らされてましたが、シュワちゃんに関しては、変にCGを使うより、まんまの姿を撮った方が絵になりますね。
御歳72歳となるアーノルド・シュワルツェネッガーですが、やはり役者としての存在感は別格です。ターミネーターのアイコンそのものと言えましょう。
秀逸だったのが、REV-9型ターミネーターのターゲットになる女性、ダニー役のナタリア・エイレスという女優です。
最初は「何で、こんなお団子みたいな娘を使ったんだ?」って思いましたが、後半見る見る変わっていったのにびっくり。いや〜化けてくれますね!
これからが楽しみな女優さんです。
というわけで、心の中でツッコミを入れながら、128分の上映時間を楽しませていただきました。見逃した方はどうぞご覧くださいませ♪