「ホテル・ムンバイ」見て来ました〜いや〜、本当に怖かったなあ!

展覧会の翌々日、額装を終えてから日比谷ミッドタウンに、「ホテル・ムンバイ」を見に行きました。いや〜、最近見た映画の中では、一番怖かったなあ!

11年前、ムンバイの同時多発テロが起きた時は、舞台になったタージマハル・ホテルを含めても、何度も行ってる場所だったので本当に驚いたものです。ただ、実際にホテルの中がどうだったかは考えもしませんでしたら、映画を見てびっくりしたのは、「こんなことが、あのタージマハル・ホテルで本当に起こっていたのか」ということでしょう。

映画は実際の事件を徹底的に取材したものだそうで、そのリアリティたるや凄まじいもの。

ハリウッド作品では、テロリストというのはわかりやすくヒゲをたくわえたアラブ系の俳優が演じますが、「ホテル・ムンバイ」では、肌がつるりとした青年たちが演じています。実際の実行犯がそうだったのでしょうね。

日本人から見ると二十歳そこそこの若者ですが、向こうの人から見ると10代半ばくらいなんだろうな。
実行犯は洗脳された十六、七歳くらいの少年なんでしょう。女性でも老人でも、誰彼かまわず逃げる人々をすべて射殺する躊躇のなさは、人生経験を積んだ人間では逆にできません。

テロリストの若者は「ホワット・ユア・ネーム?」という英語も知らない、いわば教育をきちんと受けてない貧しい層の人間で、首謀者にとっては、これほど洗脳しやすい人種もありません(日本では高学歴の人間たちが地下鉄サリン事件を起こしましたら、一概には言えないのですが)。

ハリウッド作品だったら、当然助かるはずの人たちも容赦なく殺されていくのは、まさにこの事件が現実に遭ったことを物語っています。

噂には「すごい」と聞いていましたが、まさかここまでのリアリティとは!

テロリストの少年や青年たちの忠誠心や、ものを考えない恐ろしさを見ると、すべての犯罪の原因は貧困と教育であるということを、あらためて痛感しました。

映画と関係ありませんが、先日の台風19号で被害に遭った武蔵小杉のタワーマンション住民へは、「ざまあ」「いい気味」という声がSNSで集まったそうです。

人に対する負の感情は恐ろしい。

そう思わざるを得なかった一本です。

同じ晩、CSで「ランボー・怒りのアフガン」を見るともなしに見ましたが、いや〜気楽に見られて安心しましたわ(苦笑)

▼こちら、見る前に食べた山ね家さんのランチ。
アナゴ入り卵焼き定食は美味そのものでした♪  場所や国が違ったら、私もテロリストに狙われたりして……いや、狙うならもっと大物狙いますよね(笑)。

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