一昨日、「国宝 東寺−空海と仏像曼荼羅」展に行って参りました。
まずは赤坂マドラスカレーで腹ごしらえ。
展覧会前にカレーを頂くのが、なんか習慣になってしまいましたが、ここは俳優の北村一輝がオーナーというお店だそうです。実に懐かしいお味のカレーでした。
いや、まさに看板にいつわりなし。
展覧会の銘には「空海と仏像曼荼羅」と書いてましたが、会場全体をうめ尽くすマンダラ、マンダラ、曼荼羅に圧倒されました。
密教とは言葉によって伝えられない仏教の教えを、曼荼羅や護摩壇など、言語以外のものを通じて体得させる、文字通りの秘密の教えです。
秘密の教えなので、私もどんなものかよくわかりませんが(笑)。
わかってる範囲で申し上げると、たとえば曼荼羅は胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅という、前者が母なら後者は父という2つのものでこの宇宙を表現いたします。
マンダラはいわば宇宙の設計図の意味を持っているそうで、そう言われてみると仏像の配列などが、物理学でいう分子や原子の配列を思わせるところが不思議なところです。
空海が実際に持ち帰ったという仏具やマンダラが並べられていて、確かに独特の審美的な感じをかもしていました。
こちらが唯一、撮影可の帝釈天さま。
大勢の人たちが拝みもせずパシャパシャ撮影してましたが、そこはまあ仕方ないところ。フラッシュ禁止なんですが、設定を間違えている人も大勢いて、係員に注意されていました。
フラッシュを焚いていた人はみな、一定以上の年齢の方たちです。
設定を外してなかったのでしょうが、注意したいところです。
ともあれ仏像曼荼羅はまさしく、この宇宙の再現にほかなりません。
「国宝 東寺−空海と仏像曼荼羅」展は本日を入れて、あと3日。