「スターウォーズ 最後のジェダイ」見てきました。
いや、面白かった!
あら探しをすればザツなところはいっぱいあると思いますが、スターウォーズファンやマニアが満足する要素は、もちろんてんこ盛り。初めて見る人にも、もちろん面白く作っていました。
最初のスターウォーズが公開された約40数年前は、まさかここまでのシリーズになるとはジョージ・ルーカスを含めて、誰も思ってなかったんじゃないかな。
まだ高校生だった私たちは、当時「惑星大戦争」という映画が、アメリカで大ヒットしているという情報を聞いて心待ちにしていたものです。
1年以上公開が遅れたことに加え、「惑星大戦争」のタイトルは「スターウォーズ」という原題と同じものになったため、同じタイトルの便乗映画が制作され、加えて深作欣二監督による「宇宙からのメッセージ」なんてものも公開。
空前のSF映画ブームになりました。
それにしても最初の映画に主演したマーク・ハミルもキャリー・フィッシャーも、歳を重ねて良い味を出してました。
最初のスターウォーズでは、マーク・ハミルはそこいらの兄ちゃんみたいだったのに、新作では時折、アンソニー・ホプキンスを彷彿させる表情を見せており、年月は人をここまで変えるものかと感心したものです。
最初のスターウォーズでキャリー・フィッシャーは髪型と見かけから「あんパン姫」なんて呼ばれてました。今回の作品で、「髪型変わったのよ」なんてセリフは、それを意識したものでしょうか。 それにしても、リーダー然とした姿は、最初のシリーズに本人が出演していることもあり、堂々とした風格でした。
彼女にとって、本作が遺作となったわけですが、エンドタイトルにその名が冠されれいたのも印象的です。
ハリソン・フォードのハンソロほど存在感のある役者はいなかったものの、若い役者も良いですね。
主人公が女性になるというのも時代を象徴してますが、これも自然な感じ。
デイジー・リドリーが演じているレイと、悪役カイロ・レンの関係も男女でないと、アヤしい雰囲気になってしまいます。
また、不良ハッカー役のベネチオ・デル・トロが秀逸。
バカに似た人が出てるなと思いましたが、 デル・トロのスターウォーズ出演は意外性もあるし、本作では一番の存在感をかもしていました。
制作がディズニーになったということもあり、奇妙な動物や宇宙人がてんこ盛り。
そのため、歳を取らないチューバッカやC3PO、R2D2がかえって新鮮に見えたかな。
まあ、あんまり書くとネタバレになっちゃいますので、こんなところにいたしますか。
本日で今年のブログは店じまい。
みなさま、1年ありがとうございました。おかげさまで良い年になりました。
来年も小暮満寿雄Art Blogをよろしくお願いします!