映画「つむぐもの」見ました!

先日の動画配信の時に、映画監督の犬童一利さんとご一緒した関係で、スバル座の最終日に「つむぐもの」を見てきました。

脳梗塞で倒れた和紙職人(石倉三郎)と、韓国人のヘルパー(キム・コッピ)の不思議な交流を描いた作品で、日経などにも「石倉三郎、最初の主演作」ということで、評判になっていた作品でした。

犬童監督とお会いして驚いたのが、まだ三十路を過ぎたくらいのお若い方だったことで、この方がベテラン俳優の石倉三郎さんや韓国の有名女優を演出したということでした(もうひとつ驚いたのが、お酒を飲む前に白いご飯を一杯食べてから飲むこと。ま、それは余計ですが)。

映画を見て納得したのですが、どうやら犬童監督は引き出すタイプの監督に思えました。黒澤明監督のように徹底して作り込むタイプではなく、そこにある素材をそのまま生かそうという、ある意味、ひじょうに日本人的なバランス感覚を持った作家に思えました。

石倉さんの演技は言うことなし。
韓国人女優 キム・コッピさんは、ネイティブのコリアでないと表現できないような感情の起伏があって、作り込んだものというより、元からあるものを上手に生かした演技でした。

監督ご本人が言われているように、凄いのは紙を漉く時の音でした。

ごとん、ごとん、ごとん。

本物でないと感じられない、皮膚に響いてくる音。

スバル座では8日が最終日でしたが、東京ユーロスペースでは16日まで。
神奈川に巡回して、福井や大阪など全国でもこの後公開されます

心に響く作品でした。ぜひ一度ご覧になることをおすすめします。

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