「モナリザ」最古の模写公開


「モナリザ」最古の模写公開

すいません、モナリザじゃなくいきなりシチューの写真ですが、久々にアートの話題です。
モナリザの模写は先のリンクから見ることができますよ。

モナリザというのは実におそるべき絵画でありまして、
おそらくはどんな画家がどんなに努力して同じように描こうとしても、
決して近づくことのできない絵であります。

モナリザではありませんが、ルーヴルに行かれて、
同じレオナルドの「岩窟の聖母」をご覧になった方ならわかると思いますが、
葉っぱの一枚一枚、聖母の髪の一本一本の間が、
ミクロン単位でトーン変化していくのが確認できるはずです。

モナリザに至っては、
そうした髪や葉っぱのような細かいものが描かれているわけではありませんが、
まさに何兆という女性の細胞ひとつひとつを描こうとしている、
あるいはそこにある空気の分子までも描こうとしているかのような作品で、
それがあの神秘的な雰囲気をかもだしているのですね。
(レオナルドの時代、分子の存在は発見されてませんでしたが)。

完成までに4年以上の時間をかけ、レオナルドが生涯手放そうとしなかったモナリザは、
単なる人物画ではなく、見る者を深い森の中に誘い込む作品なのであります。

で、この模写作品は、当然そんな深い世界の入り口までもたどり着いてないのですが、
注目したいのは、記事の中でも取り上げられてる色の鮮やかさです。

ボッティチェルリの「プリマヴェーラ(春)」が、
修復を終えてアッと驚く鮮やかな色になっていたのは有名な話ですが、
昔の絵画というのは、描かれた当時は鮮やかな色だったことが少なくありません。

ところが修復された直後は、意外にその鮮やかな色が評判悪かったりします。
経時変化で渋い色調になったものに、人の目が慣れてしまうからですな。

20年ほど前に、ミケランジェロのシスティナ礼拝堂の壁画が修復された時も動揺で、
鮮やかな青や人の肌の色が「軽い」と目に映った人もいたのですね。

ところがナポリのカポディモンテ美術館には、同じ時代にシスティナ礼拝堂を模写した作品があって、
そこには、修復後のシスティナ礼拝堂と同じ青や人の肌の色が描かれています。
(もちろん造作は比較になりませんが、色だけは真似できるのですね)。

おそらくは修復後のシスティナ礼拝堂、同じ色だったに違いありません。
また、鉱物を壁にしみ込ませて描くフレスコ画は、
あらゆる絵画の中でもっとも堅牢で色が変わりません。

人によると、この青はアルマーニと同じ青だと言いますが、
まあ、それは逆でして、アルマーニがイタリア伝統の青を使ったというべきでしょうか。

さて、そこで気になるのがモナリザがはじめに描かれていた時の色です。
はたして、この模写のような鮮やかな色だったのか、そうでなかったのか?

ミラノにある「最後の晩餐」も鮮やかな色でよみがえったことだし、
モナリザも、もしかするとこのような鮮やかな色だったかもしれません。

でも、モナリザの修復となると一大事ですね。
その間、ルーヴルはモナリザを公開できないから、集客力も落ちるわけですし・・・。

写真はモナリザとまったく関係ない赤坂のトルコ料理アセナのラムシチュー。
一見、普通のお肉のシチューですが、食べるとレモンの酸味が何とも不思議。
トルコではシメのラーメンに当たる食べ物なんだそうです。

「モナリザ」最古の模写公開” への2件のコメント

  1. 模書???
    >赤坂のトルコ料理アセナのラムシチュー。

    こいつを、モシャモシャ召し上がられたんですね?
    この味は、止まらない、止められない、でしたね。

    他の店のコックでは、模味できないな!

    ごめんなさい。

  2. トルコのラーメン
    お頭さん、おはようございます!

    さすがですね、これをご賞味したことがあるんですか。
    一見、普通の肉のシチュー。

    でも、煮込んであるのはラム肉で、しかもレモンの酸味でいっぱい。
    こんな複雑な味ははじめてです。
    シェフはホントに凄い料理人ですね!

    ラム肉はまるで臭みなし。
    料理によっては肉の香りを残すシェフですが、変幻自在。

    お客さんは「肉の味が全部違う!」といってびっくりしてました。

    ブーチンさんの話では「トルコのラーメン、シメの一皿」だそうです。
    綾子さん、新たなアセナの看板メニュー?

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