絵画のプロセス〜キャットタワーに戻した後

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12月納品の絵、けっきょく元のキャットタワーに戻したわけですが、不思議なもので筆が見る見る進んできました。

まあ、本来なら絵の経過なんて人に見せるもんじゃありませんが・・・たとえばシャルダンなどは絶対途中を見せませんでしたが、わたしは逆に見せたい方なので公開しています。

最近、私は下絵をキッチリ描いて絵を描くことが多いのですが、今回の作品はクライアントが一切インターネットの世界に関わらない人であることと、とにかく好きに描いてくれという要望だったので、ナスがママ、キュウリがパパで描くことにしました(・・・なんて、ウフッ♪ )

シャルダンは静物画ですが下絵を描かず、いきなりキャンバスに攻撃したそうです。
そしたら、絵にどんな現象は起るかといえば、余計な手間が増えるので絵具の盛りが多くなるんですね。

↑ 見ての通り、シャルダンの絵具は盛りはタップリ。リッチなマチエール(画肌)は、ほかに類がありません。

これは下絵をキッチリ描いて、手順を踏んで完成させる方法では、なかなかここまでのマチエールは得られません。ふんだんな絵具がいっぱいついてこないと、こうはいかないのですね。

↑ ほかには完成するまで30年。30号のキャンバスは重くて持てないルオーみたいな人もいます。

上の絵などはネットじゃわかりませんが、30年前の最初の絵は誰にもわからないというわけで。

で、シャルダンやルオーを引き合いに出して申し訳ないのですが、このわたしがキャットタワーの絵をどうしたかったのかといえば・・・自分の絵ですが、こういう風にしたかったのです ↓

 

↑ 左が前のキャットタワー、 右が上の完成品をイメージした修正バージョン。

でも、過去の自分の作品を引っぱり出すというのは、スケッチなどならOKですが、完成品は成仏した作品だから、自己摸倣になりがちです。

そこを私は見誤っていたのです。ダメですねえ・・・

何10年やっても、なかなか進歩しませんが、どこに行き詰まっていたかはわかりました。

ここからは一気に邁進?

↓ こちらは田町の駒八、桜えびのかき揚げです

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