チュモン(朱蒙)にチューモン?


遅ればせながら、最近韓国時代劇「チュモン(朱蒙)」にハマってます。

まんまと術中にハマってしまったようですが、韓流の時代劇は圧倒的に面白いですね。
あの国土と人口で、これだけのものを作ってしまう韓流ドラマ、恐るべしです!

といっても、1話70分のエピソードが81話もある超大作。
まだ、はじめの7話目くらいを見たばかりなので、何とも言えませんが、
最後までたどり着けば良いなと思っています。

「チュモン」の舞台になっているのは紀元前1世紀、
中国は前漢は武帝の時代で、日本はまだ弥生時代です。
大領土を築いた漢の武帝、その全盛期が下り坂にさしかかった時代で、
その時の現れた朝鮮伝説の英雄がチュモンだというわけです。

まあ、日本でいえば神武天皇の話なのかな。
タイトルバックに現れるチュモンのシンボルは、三足烏(サンソクカラス)で、
こちらはサッカー日本代表のロゴになってる八咫烏(やたがらす)と一緒。
八咫烏は紀州熊野三山ゆかりの霊獣ですから、
陛下もおっしゃるように半島とのゆかりがあったのでしょう。
(ルーツは古代中国だそうですが)。

「済衆院(チェジュンウォン)」では、
あまりに日本人のひどい扱いにドラマの興が削がれてしまいましたが、
チュモンの時代に日本人は出しようがありません。
(でも、中国人から見て、あの漢軍の中国語はどうなんだろう。
私が聞いていても違う気がしますけど)。

興味深いのが、ドラマの鍵になっているのが、
強力な鉄器による剣の製法だということです。

秦の始皇帝は強力な鉄器を生み出したことで、中国大陸を統一したと言いますが、
こうした兵器の開発がドラマに出てくるのは、日本ではなかなかありません。

また、隣国が出産を奨励していることから、軍備を進めていることを読み解くくだりなど、
地政学的なことが、誰にもわかりやすく描かれているのは、
やはり徴兵制度のある国ならではの脚本だと思いました。

小津安二郎監督はシンガポールで「風と共に去りぬ」を見た時に、
こういう映画を作る国と戦っても勝てないと思ったそうですが、
ドラマは国力のバロメーター。

経済の戦いにおいて、サッカー&野球において、
日本はお隣に負けられませんが、これは手強い相手ですな。
あなどりがたし、大韓民国!

タイトルはただのダジャレ、今のところ面白いので注文はありません♪

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