母と二人展をいたします


宣伝です。

先週の金曜は、新宿の京王プラザホテル・ロビーギャラリーで打ち合わせをしたところ、
展覧会の予定が正式に決まりました。
開催は1年半先になりますが、2012年12月1日(土)~12日(水)。
開催中は休みなしなので、実質2週間の企画展です。

ただ今回は個展ではなく、書家の母との二人展になります。

若い頃に、母から二人展をやりたいと言われた時は、
「冗談じゃない」なんて言ってたものですが、
一昨年、父との共著を出した時あたりから、
一生に一度くらいは一緒に展覧会をしたいと思いはじめたところでした。

それが今回、たまたま渡りに船の話がきたものです。

京王プラザホテルのロビーギャラリーは、その名の通り、
ホテルのロビーの一角をギャラリーにしたもので、
画廊スペースは、ロビー部分とギャラリー部分が上下2階あって、
かなり広い壁面があります。

これをすべて1人の新作で埋めるのはキツい作業、
2人展でも大きすぎるくらいです。

母と私との作品に共通点はありませんが、
ギャラリーの担当者は無理にコラボにしなくてかまわないとのこと。

ただ、共通のテーマが何かほしいという話になり、
担当者は拙著シエスタおじさんみたいな浮遊感がある作品を描いてほしいとリクエストしました。

以前、たまたま母がこの作品の一節を書にして個展に出品したことがあり、
(大きな書だったけど売れたそうです)
その一説が、ちょうど父をモデルにした物理学者がつぶやく一説でした。

(父の名は陽三なので、物理学者はヨーヨー。
 母が父がいつも昼寝ばかりしていたので、
 シエスタおじさん、そのものがモデルだと思ってたみたいです
 そういえば、親爺に似てるわ)。

親子ですね。
不思議と何かつながっているものです。
それを導いてくれた画廊の女性も大した嗅覚です。
きっと、脳の古い皮質が発達した「無意識のかしこい」人なのでしょう。

二人展ではありますが、私にとって一世一代の展覧会にしたいと思っています。
画像は「シエスタおじさん」の扉に使った作品であります。

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