昨日は花風社さんの新刊、のうみそ先生の本のカバー絵を描きました。
クライアントのリクエストはのうみその絵をかわいく・・・だって。
うむむむ。
連休前からとりかかっていた課題ですが、描きはじめると意外にこれが難しい。
だって、のうみそというのはみなさまご存知のように、
現物を見ると決してかわいいものではありません。
培養液の中で脳だけ生きている・・・なんてネタはSF作品では定番ですが、
そのフォルムはかなりグロいものに違いありません。
社長のあ@花さんのリクエストは、”脳に見えてかわいく”。
デザイナーさんのリクエストは、キモかわいく”。
描きはじめてわかったことは、
デザイナーさんも私も、脳みそがビジュアル優先なので、
いざ脳のフォルムをとらえようとすると表面のシワに目がいきます。
ところが、みかけのシワに気を取られ、
脳には前頭葉、側頭葉、後頭葉、頭頂葉などのパーツがあることを忘れてしまい、
(実際にはもっともっと複雑怪奇)
いざ出来上がったラフを見ると、どう見ても脳に見えません。
「脳に見えないよね~」
「うむむむ。た、たしかに」
モチーフがどういうしくみになっているのか、
わかった上で描くのが絵画の基本。
それは視覚優先の人間がいちばん陥りやすい落とし穴なのですが、
脳の表面にあるシワに目が行ってしまい、
肝心かなめの脳の構造を忘れていたというわけで・・・。
電話とメールとFAXで、何度もやりとりした挙げ句、
何とあ@花さん・・・
普段、私に「絶対するな」と、常に通達している禁じ手を提案してきました。
「え・・・!
それ、ホントにやってもいいの?」
「うん。やってみようよ」
うぬぬぬ、ホントにやっていいのかしら?
ホントは嬉しくて仕方ないのですが、ラフと格闘することしばらく・・・
さて、アップした結果、めでたくOKが出たイラストラフですが、そちらは本が出てからのお楽しみ。
花風社さんの新刊本「活かそう! 発達障害脳」、
はじめの部分を熟読させていただきましたが、これが見事に面白くためになる。
6月発売予定です!
写真は既出ですが、ヤマガタ・サンダンデロのタラの白子のリゾットです。
みかけも脳みそくんに似てますが、味も実は羊のそれと似ています。
もっとも羊さんの脳みそ、今では販売禁止部位になってしまいました。
昔は有楽町の八起で食べられたんだけどな~。
Unknown
画伯こんにちは!
白子なんですね、いきなりギョっとしました(笑)
脳にどんな風に顔を描かれたのか想像しながら私も描いてみたら、なぜか犬みたいになってしまいました。
花風社さん新刊「活かそう!発達障害脳」たのしみです!
画伯の絵が見れるのもたのしみです
待ち遠しいです
そうきたか・・・
画伯のブログに入ってすぐに白子。ギョッとしました。
私は人間の脳みそは見たことも…触ったことも何回かあります。もちろん、業務上ですけど…
「禁じ手」って…画伯も解剖の見学でもしてきた?なんてあるわけがないか。
今度の本も、携わる皆さんの思いがいっぱいなのが伝わってきて嬉しいです。早く読みたくてたまりません。
お仕事お仕事♪
いっちゃん、おはようございます!
白子、びっくりしましたか。
ねらい通り以上だったかな。
犬の脳を持った人間?
これがホントの人間ドッグ・・・なんて、ウフッ♪
あ~、下らないこと言ってると、
あ@花さんに仕事しろってどやされそう。
さー、お仕事お仕事♪
普段フツーに
母さん、おはようございます!
ホントの母が来たのかと思ってびっくりしましたが、
来るわけないか。
実際に脳みそをさわられたことがあるんですね。
私も学生時代に人体解剖に立ち会ったことがありますが、
脳みそは見なかったなあ。
禁じ手、気にしないでください。
ほんと、大したことじゃなく、
普段私がフツーにやってることなんだらあ♪
はじめまして
「ぼくアス」で似顔絵を描いていただいた、栗林です。
今回の脳みそ先生の本も、とっても楽しみにしています。
プロの方には大変失礼なんですけど、私は子どものころから絵を描くことが好きで、美大を目指したこともありました。
ひょんなことから小暮先生を知り、作品に魅力を感じているファンの一人です。
お人柄にも魅了されています。今後ともよろしくです。
脳みそ本
くりばやしさん、おはようございます!
ご丁寧なご挨拶、恐縮です。
似顔絵の際は失礼いたしました。
ご本人に会わずに描くのはいつものことなのですが、写真も見ないで描くのは珍しいですね。
似せることが目的ではないので、その点含めてご容赦のホドを。
今度の脳みそ本、まだ私もゲラを読ませてもらってる段階ですが、発達障害に関わる方はもちろん、そうでない方にも目からウロコみたいな話が多いと思います。
お楽しみに!