うどん、”ラプソディ・イン・どんどん”


連休中は「うどんチェーン・どんどん」が新たにオープンする松江店、
その壁画の仕事をしてました。
壁画といっても原画を直接飾るわけではなく、
A3サイズに描いた絵をスキャニングしたものを、店内にアップするわけです。

そのサイズ、タテ1800×ヨコ4800cmですから、相当デカい!
もちろん、引き伸ばしてアラが出るような絵は描いてないつもりですが、
それなりの集中力を持って仕事をしないといけません。
時間もそれなりにかかります。

壁画は「どんどん」のうどんが、どういうコンセプトで作られているかという工程図です。
以前、拙ブログでも申しあげた”ほんとうの釜あげうどん”をテーマに描いたパノラマで、
今までに何度も描いてきたパターンの絵ではありますが、
文字つきの絵で、しかも壁画ははじめてのことでした。

じっくり時間をかけて描くイラスト部分に対して、筆で書く文字部分は一発勝負。
集中力のバランスも難しい。

苦心の甲斐あって連休の最終日、ようやく原画がアップしました。
原画をパネルごと梱包し、担当先の京都のデザイン事務所に送りました。

さて、そんな感じで一安心した数日後・・・。
京都から電話があって、
「絵のサイズが、壁画の所定場所に合いません。
 本来は縦横1:3ですが、イラスト原稿は1:2.6になっています」とのこと。

「ええ~!」

言われた通りのサイズにしたはずなのに、どうして???

・・・なんて責任の所在を追求しても仕方ありません。
サイズが合わないというのは事実なので、善後策を考えないといけません。

まあ、最終的には京都の事務所がスキャニングして、壁画を貼り付けるのですから、
やり方は色々あります。
最初の提案では横115%を引き伸ばせば、ピッタリ合うとのことですが、それはダメダメ!
ただでさえ太めのおばさんを描いているのに、さらにデブにしてどうする?

手間はかかりますが、工程図のパーツごとにレイアウトを変える・・ということになりました。
実際の作業はデザイン事務所で行うのですが、
原画制作者として、私の方でレイアウト見本を作らないといけません。

クライアントさんからはOKも出てますから、あとはレイアウトを合わせるだけ。

原画データと格闘すること丸一日。
出来上がったレイアウトをもとに、
むこうのデザイナーがキチンとサイズピッタリに仕上げてきました。

複雑な指定をものともせず、キッチリ仕事をしてきたのには感心。
これは原画のままより良いくらい??・・・いや、これも、もちろん原画なんですが。
(さすがに日本人スタッフは優秀です!)

何はともあれ、どんどん松江店・・・6月上旬オープン予定です!

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