人生はおすもうだ!

稀勢の里の綱取りは、興味の焦点が勝ち越しに変わり、白鵬の連勝を誰が止めるかなど、名古屋場所は最初のテンションと関心が変わってきました。
そこで今回の記事で注目したいのが、蒼国来の復帰です。

亡くなったバアさんがよく言ってました。

「相撲だけは取ってみないとわからない」てね。

2年半前に、八百長疑惑で相撲協会から解雇された蒼国来ですが、勝訴の結果、晴れて相撲界に復帰。前代未聞・・・相撲界でも例のない、2年半ぶりの現役復帰で

4月に稽古総見を見に行った時、白鵬にかわいがられていた様子を見て、五月場所は欠場するものの、7月の名古屋場所で前頭十五枚目からの復帰なんで無理じゃないかと思ってました。

サービス精神溢れる横綱は、蒼国来を名指しして場内拍手を呼び、徹底的に”かわいがり”ました。いや、そら大人と子ども。

今場所と違って、蒼国来も体がまったく戻っておらず、最後は横綱に「勘弁してください」というゼスチャーを送る始末。はじまる前は1勝できれば良い方かなと思ってました。

それが今日までの成績が4勝5敗。
黒星がひとつ先行してるとはいえ、これは立派!

5日目は若関を押し出した相撲を生で見せてもらいましたが、いや、これは感動ものでした。

何だか、だんだん相撲を思い出してきてるという感じですね。

相撲界で2年半といえば、もう浦島太郎です。知らない力士が幕に上がってくることもあるでしょうし、大きな力士じゃないのでケガも心配でしょう。


こちらは先週撮った猛暑の中の京都祇園。
今週から祇園祭りがはじまるそうで、入れ違いなのが残念。

いったい、蒼国来は2年半もの間、どう暮らしていたのでしょう。

ジムでトレーニングは欠かさなかったそうですが、相撲が取れたわけじゃなし。

相撲と勝手の違う、勝てるか勝てないかわからない裁判を勝訴し、今回の復帰。
よほど強いものがないと出来る話ではありません。

蒼国来関、全力で応援しようと思います。

もちろん、このような人が八百長などしたはずはありません。ほかにも徳瀬川など、モンゴルに帰ってしまいましたが、冤罪の力士も大勢いたはずです。
失われた2年半はあまりに大きいので、復帰できた力士は蒼国来だけになるでしょうが、人材がすべての世界であまりに惜しいことでした。

わたしは「勇気をもらう」「力をもらう」という言い方が好きでないので、蒼国来関から力をもらうとは言いませんが、あの臥薪嘗胆の相撲は実に見習うものを感じます。

そういえば興味深かったのが、昨日栃煌山に敗れた旭天鵬の談話。
「若い人に負けると、だんだん落ち込みが大きくなる」

うーん。
ベテランは慣れるんじゃなく、辛くなるのね。

「 今日のような相手に真正面から行って負けるのは、落ち込みが少ない」

あー、なんかわかるわ。

というわけで、人生はおすもうだ!・・・という話でした。

え?
何を言ってるのかわからないって。いや、わからなきゃ、わからんでけっこうです。

そこまでの話ではありませんし(笑)。

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