中国寄せ集め党派~赤坂・トルコ料理アセナ


昨日からの続きです。

「中国の地下経済」の著者、富坂総さんの話で興味深かったのが、
「中国が今まで一つの国にまとまったことはない」という意見でした。

たしかに彼の国の歴史を見れば、夏代、殷代から清代にかけて、
教科書的には分けられて語られますが、
地方や民族ごとに統一と分裂を繰り返してきています。

今の共産党一党独裁にしても、実はさまざまな勢力の寄せ集めであり、
胡錦涛派だとか、温家宝派といっても、決して親分と一心同体ではないとのこと。
それぞれの勢力が、実はばらばらな思惑を持って動いているというのが、
本当のところのようです。

なんかそれを聞くと、アリさんが獲物を巣に運ぶ様子を思いだしますね。

写真は、昨日友だちのクライアントとおジャマした
赤坂のトルコ料理アセナのアラカルト&ベリーダンス。

コースも良いけど、思った通りここの夜はアラカルトがオススメ。
トルコ料理は本国でも都内でも食べたことはありますが、
ここの料理を食べるまで、どこもユダヤ料理みたいなペーストばかりで、
”これは”と思うところに出会いませんでした。

ところが、レベントシェフのトルコ料理はとにかく食材どうしのバランスが素晴らしい。
(ワインとの相性もバツグン!)
ラム肉のイスケンデル風にしても、ラム肉を中心にトマトとヨーグルトなど、
素材どうしが絶妙にお互いの味を引き立てており、
ソースと素材が一体化したような、一皿ごとに食材の顏がハッキリ見える料理です。

それがアラカルトだと一皿一皿にかける集中力が、さらに増してくるようですね。
”将軍”みたいなシェフの風貌に似合わぬ、やさしいお味に舌鼓したあとは、金曜のベリーダンス。

いや、堪能いたしました。どうも、ごちそうさま!

中国寄せ集め党派~赤坂・トルコ料理アセナ” への6件のコメント

  1. 4千年
    >「中国が今まで一つの国にまとまったことはない」という意見でした。

    そうだと思います。
    風土の上を4000年という時が流れただけで、
    ひとつ歴史が連綿と続いたのとは、違うのでしょう。
    それを淡々と事実として捉えなくては。

  2. 孔子の時代
    お頭さん、おはようございます!

    >風土の上を4000年という時が流れただけで、

    おっしゃる通りですね。
    連続性がまったくないわけではないでしょうが、
    分裂と再生が繰り返された歴史が中国だと思います。

    孔子の時代、2600年前にモラルが完成し、
    あとは衰退の一途?
    中国人が理想とする時代も3000年前の周王の時代ですからね~。

  3. ありがとうございます^^
    マスオさん、こんにちは!

    金曜日はご来店くださいましてありがとうございました^^
    お目にかかれず残念でしたが、さっそくブログに書いてくださりいろいろ召し上がっていただいて本当に嬉しいです。
    ぜひ私のブログでもご紹介させてくださいませ。
    (シェフの風貌、将軍というか暴君ですが^^;)

    翌日の土曜日には、カメラマンの方に来ていただいて新作メニューの撮影をいたしました。新しいラム肉やお魚のメニューが増えそうです^^

    撮影中に、たまたまアセナの前を通りかかったシェミカワの堀込さんにお目にかかりました。バーベキューも楽しみにしています~♪

  4. Unknown
    高校時代の同級生が、日本語学校に勤務してます。
    中国人学生もかなり多く、南のほうからも北のほうからも
    来ているそうです。

    そういう留学生たちが同じ中国人同士ということで
    団結する姿を見たことがないんだって…

    反日を掲げないと一つに纏まれない訳です。

  5. ごちそうさまでした♪
    トラン綾子さん、おはようございます!

    いや~、金曜は堪能いたしましたね~。
    ブログ紹介は喜んで!

    11月20日の「羊丸ごと」はぜひ行きたかったのですが、
    その日は親爺の三回忌で行けません。とほほほ。
    ホントに残念・・・ぜひ、またやってくださいな!

    新作料理も楽しみです。
    あの日のアラカルトは肉料理ばかりだったので、
    (メカジキが終わっていたので)今度は魚料理もいただきたい。
    また晩にでも誰か連れて伺いますね!

  6. 色々抗争が
    かなこさん、おはようございます!

    北と南の学生が馴染まない。
    そうでしょうね。
    近くても北京と上海なんか、
    東京大阪とは比較にならないくらい
    対抗心が強いそうですから、
    仮想敵国でもないとまとまりませんわな。

    一方華僑の団結はなかなかのものですが、
    これは外国で生活している関係もあるのかもしれません。
    ま、華僑どうしでは色々抗争が激しそうですがね。

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