「インドの青鬼」とタンドリーチキン


昨日飲んだ地ビール「インドの青鬼」が、あまりに美味しかったので、
本日は、ビールのウンチクと、タンドリーチキンのレシピをアップします。

ヤッホーブルーイングはエールタイプのビールで勝負している地ビール会社ですが、
YONAYONAといい、どのビールを飲んでも美味しいですね。
いや~、良い仕事だ♪

さて、よくイギリスの年寄は、
「世界のビールには2種類しかない、イギリスのビールとそれ以外のビールだ」
なんて聞いた風なことを言ってますが、
まあ、そこは世界に冠たる大英帝国を築いた人たち。
連中のいうことにも一理あるし、ビールとウイスキーについてはなかなかのものです。

で、その2種類とは上面醗酵ビールと、下面醗酵ビールの違いですね。
上面醗酵ビールは「エール」と呼ばれ、下面醗酵ビールは「ラガー」と呼ばれます。
よく言う、エールとラガーは醗酵の違い、イーストの違いによる呼び名なんですな。
 
麦芽から作られた糖分をイーストが食べて、
炭酸ガスを出し、そのほかさまざまな副産物(体に良い)を生成します。

上面醗酵は醗酵が進むと、酵母はブクブク上に浮いてくる。
下面醗酵は醗酵が進むと、酵母は下に沈んでしまう。
それが風味の違いに大きく影響するんですな。
 
 
歴史的に見ると、上面醗酵の方が比較にならないくらい古く、
その起源はメソポタミアやエジプト(6000年前とも8000年前とも)に遡ります。

エールビールの場合、醗酵温度は16~20度と高めで、発酵時間も3日~1週間ほどと短いのが特徴。
こうして出来上がったビールの成分には副産物が多く、香りが強いのが特徴で、
飲み頃温度も10~20度くらいにぬるいと言われてます。
(最近は冷やして飲むことが多いようです)。

もちろん、「インドの青鬼」はこのエールタイプのビール。
「インドの青鬼」なんて変な名前だなと思いましたが、
それはイギリスがインドを植民地にしていたことに由来するとのこと。
長い船旅で劣化しにくいアルコール分の高い、
エールビールが必要だったために造られた製法だというのですね。

 
一方、下面醗酵のビールの発見は15世紀ドイツでした。
4~10度くらいの低温でも活動できるラガー・イーストが見つかり、
今のラガータイプのビールが完成したのです。
下の方に酵母が溜まるため、ビールの中にある副産物は少なく、全体に澄んでいるのが特徴。
飲み口に切れと爽快感があり、現在、世界のビールのほとんどは、このラガーが主流です。

あのイギリスですら、若者はラガーを好む傾向にあるそうですが、
そんな中、リッチでコクのあるエール・ビール。
「インドの青鬼」は最近飲んだビールではイチオシです。
ビール会社からは何ももらってませんが、これは旨い!
ぜひ一度お試しあれ。

さて、画像にはビールのおつまみにもなる、タンドリーチキンのレシピをアップしました。
タンドリーチキンは、専用のインド窯タンドールで焼くのが一番ですが、
居酒屋メニューとして、ビールのお供に最高の逸品です。
合わせてお楽しみくださいませ。
岩塩は溶けにくいので、めんどうな人は普通の塩でどうぞ。

「インドの青鬼」とタンドリーチキン” への2件のコメント

  1. さすが、ビール博士!
    北軽井沢の地ビール「インドの青鬼」。おもしろいですね。しかもパッケージも素敵です。これを考えた人はきっとインド好きの人ではないかと思います。一度飲んでみたいものです。「エール」でしたか。ビールも奥が深い!。勉強になります。

    シリアのパルミラで飲んだビール。あれは不味かったです。絶対ビールじゃないはず。アルコールご法度の国で誘惑に負けて飲んだことが、そもそも間違いだったと思います。忘れられない思い出になりました(笑)。

  2. その不味さ、想像できます
    naotさん、おはようございます!

    シリアに行かれたことがあるのですか。いいですね。
    中東は一度行ってみたいところですが、シリアはまた特別ですね。

    そのビール、そこまで不味いというのは、保存が悪い可能性が高いですね。インドにもゴールデン・イーグルやブラックレーベルといった大手のビール会社があります。
    最初にデリーの安宿で飲んだ時は、何と不味いビールだと思いましたが、あとで高級レストランで飲んだ時はけっこうイケました。
    暑い中で、そのまま放置している可能性が高いです。
    その不味さ、想像できますね(笑)。

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