精神医学界のカリスマ、神田橋條治先生


今、近く花風社さんから出版予定の本で、
精神医学界のカリスマと呼ばれる神田橋條治先生のイラスト&マンガを描いています。
花風社さんのブログでは何度も「大大大先生」という覆面作家で登場していましたので、
中にはご存知の方がいるかもしれません。

神田橋先生は治療の魔術師のような人で、
何十年も改善されなかった自閉症患者が、5分の治療で良くなった・・・
などというエピソードが無数にある方です。

神懸かり的なところがあると言われているため、先生を良く言わない人もいるのですが、
精神科医の先生がたが、誰もけなさない。
自分たちのやり方と違っても、それでも尊敬されているのが先生のすごいところです。

個人的にはお会いしたことはないのですが、
花風社さんから渡された、治療や診断の様子を撮影したDVDを何時間も見ました。
私個人の感想としてあまり神懸かりという感じではなく、
実はすごい理詰めの人だという印象を受けました。

自閉症患者の治療にしても、苦しんでいるのは体がゆがんでいるせいだ、
ということを即座に診断し、かかとや膝、首といった整体治療をほどこしたりします。
アメリカ映画に出てくるようなセラピーとは違い、
脳を含めた体の悪い部分に手を入れて、体や心を楽にするといった治療法ですね。

神田橋先生は私が描いたマンガのラフを見て、
「この人は膝が良くない」ということをすぐに見抜いたそうです。
たしかに膝は30代の時に柔道で痛めたのですが、筆跡のゆがみやクセを見てわかったのでしょう。

先生いわく
「柔道をそんなにやらなくていい」とのこと。
うーん。でも稽古の後のビールは旨いんだよね。
最近は体を痛めるほど激しくやってませんしね~。

同じ学者ということもあるのか、先生を見るとどこかしら父を思い出します。
神懸かり的という言葉とは遠い、飄々とした何処かユーモラスな風貌は
何か安心感のような印象を人に与えます。

画像は神田橋先生の著書に使うマンガの下絵です。

精神医学界のカリスマ、神田橋條治先生” への2件のコメント

  1. ご紹介ありがとうございます
    ご紹介ありがとうございます。ひざのことは、絵を見てわかったわけじゃないみたいです。なんかイメージを思い浮かべたみたい。それと「ミラー・ニューロンが健康な人」とも言ってました。人の気持ちがよくわかる人だと。当たってますと言っておきました。先はまだまだ長いですがよろしくお願いします。

  2. なるほど
    あ@花さん、こんにちは
    イメージでわかったのですか。それは意外ですが、やはり神田橋先生には、普通の人にはわからない能力があるのでしょうね。
    また過分なお言葉、光栄です。今回はハッキリした太い線で描きますが、今までやってそうで、あまりやってない試み(御社の”ぼくアスペルガーかもしれない”が初)なので、自分でも楽しみです。
    こちらこそよろしくお願いいたします。

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