続・人間は平等ではない


前回の続きですが、人間は平等ではありません。
生まれてくる時代も場所も性別も、人は何ひとつ選ぶことはできないし、
生まれついて大きな人、小さな人。サッカーのうまい人、下手な人。
障害のある人、ない人。歌のセンスのある人、ない人。
お金持ちの家に生まれる人、貧乏人の家に生まれる人。
スタートラインの条件はみな違い、そういう意味で人間はたいへん不平等にできています。

天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずといいますが、
実際には、天は人を決して同じようには作りません。
(また、この言葉は誤解されて広まっているのですが)。
でも、そんな中で誰もが社会的に成功して、出世してお金持ちになったり、
生まれに関わらず総理大臣になることが可能である・・・それが法律で保証された平等でしょう。
その辺を間違えると、かけっこで手をつないで走らせ、みんな同時にゴールさせてしまうという
異常な平等意識を生ませてしまう。

前に、広島-長崎が共同でオリンピック誘致に手を挙げた時、インタビューで
「平和の地での競争や戦いは許さない」と言っていた人がいて驚きましたが、
世の中には”競争は悪だ”と考えている人も少なくありません。
私はその人たちと議論する気もないし、考えを変えて欲しいとも思いませんが、
現実の社会において、競争を避けることはできません。
人間の形成期に、手をつないで同時にゴールすることしか学ばなかった人が、
はじめて社会に出た時、どれだけ世の中が恐ろしく感じることか。
実際にその弊害が、すでに就職した社会人の中から出ていることは、周知の事実です。

人間というのは、自分が言った言葉に呪縛されるところがあります。
一口に平等と言っても、すべてにそれを当てはめるとエライことになってしまうのに、
何でだか、右向け右で極端に動いてしまう。
ブッダも孔子も中庸を説いていますが、
文明が発達しても出来ること出来ないことはあるようです。

写真は昨日あったジーイー企画センター主催、色彩会議の新年会。
T先生宅で行われたチーズフォンデューパーティーです。

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